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■bt-a02467　Chad Valley レッドジャケット・ライディングクロウズフォックス

チャドバレー社がおそらく1940年代の終わり頃に製造したぬいぐるみのレッドジャケット・ライディングクロウズフォックスです。チャドバレー社は1800年代の初頭にイギリスのバーミンガムでアンソニー・ジョンソンが創業した印刷会社が始まりのようですが、息子のジョセフがバーミンガム郊外のチャドと呼ばれる川が流れる谷間へ会社を移転したことから社名をChad Valley(チャドバレー)と改称したようです。そして、1938年にはイギリス王室御用達のトイメーカーになったようです。こちらは超レアなウォルナット(クルミ)色のウールで作られたぬいぐるみのフォックスで、全てフェルトで作られた背の裾にあきを入れたレッドジャケットにアイボリーホワイトのアスコットタイをして腰回りがゆったりとして膝から下を細くしたアイボリーホワイトのズボンにブラックとイエローのブーツのビクトリア時代(1840年代から1870年代頃)の英国の貴族のスポーツとしてのキツネ狩り用のライディングクロウズ(乗馬服)を着て、耳をビンと立ててつぶらなブラックと琥珀色のグラスアイ(ガラスの目)とプラスチックのダークブラウンの丸いお鼻と黒い糸で刺繍されたお口で優しく微笑んでいるような表情がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、先が白い長いシッポも可愛いですね。さすがにジョークの大好きなイギリスではキツネ狩りをされてしまうフォックスがレッドジャケットのライディングクロウズを着ているのがとても可笑しくて楽しくなってしまいそうです。また、頭と体と脚の中にはおそらく柔らかなカポック(パンヤノキの綿毛)が詰められているよです。また、頭と体と脚はジョイントではありませんが、前脚の付け根部分はカポックがあまり入らないように縫われているので多少のポーズが付けられるようになっています。布地のタグはありませんがタグは1950年代頃から付けられるようになりこの時代のぬいぐるみには厚紙製のハングタグが付けられていたようです。チャドバレー社はチャイルド用の玩具を沢山製造しているトイメーカーなので、ぬいぐるみの目はチャイルド達の安全を考えて1940年代の終わり頃からプラスチック製のセフティーアイにしているようですが、こちらのフォックスはまだガラス製のグラスアイで作られています。こんなにオシャレなライディングクロウズのレッドジャケットを着たフォックスがいるだけでとてもメルヘンチックな気分にさせられてしまいそうな超レアな可愛い一品です。

■コンディション

グラスアイにキズや欠けやヒビはなく大変きれいです。ウォルナットのウールに抜けはほとんどなくとてもきれいです。レッドジャケットの背の裾の左側に縦10ミリ横15ミリ位の穴がありますが、その他にはほつれや破れはなくとてもきれいです。お口の刺繍に切れはなくきれいです。その他、僅かな傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。

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