バーミンガムから北西へ30kmほど行ったイングランド中西部のシュロップシャー州アイアンブリッジの町で1930年にウィリアム・ゴードン・ホームズが創設したMerrythought(メリーソート)社が、おそらく1970年代の終わり頃に製造したオフホワアトのウールで作られたぬいぐるみのメリーソートオフホワアトウール・ベビーテディベアです。イギリスでは1914年に第一次世界大戦が勃発するとドイツからテディベアの輸入ができなくなりテディベアはイギリスで独自に製造されるようになったようです。しかし、戦時中でモヘアなどの材料が不足していたのでイギリス製のテディベアはモヘアの生地の使用をどんどん少なくして製造していったので鼻スジが短いフラットフェイスのテディベアが特徴となったようです。こちらは大変レアな首にフランスのアンティークのレースのリボンを結んだオフホワアトの高級なウールで作られた鼻スジの短いフラツトフェイスのまだベビーのテディベアで、つぶらな半透明の淡いアンバー色とブラックのチャイルド達に安全なセーフティーアイ(プラスチック製の目)とプラックの糸で刺繍された丸いお鼻の下のお口でマミーベアを見つめながら優しく微笑んでいるような表情がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、頭と胴体と前脚と後ろ脚がジョイントされているのでいろんなポーズが楽しめますが、頭と胴体と脚の中はおそらくスポンジが詰められているようなので押すと柔らかな触感があります。また、ジョイント部分には全て丸い木枠が取り付けられていてとてもしっかりとした作りです。また、前足と後ろ足にはアプリコットのベルベットのような生地のパッドが縫い付けられています。また、前足と後ろ足の黒い糸の爪は元から付けられていません。また、右足の裏にはイエローのタグが縫い付けられていてMerrythought, Ironbridge Shrops.(シュロップシャー州アイアンブリッジ) Made in Englandの表示がありますが、シュロップシャー州のアイアンブリッジ峡谷には、世界初のアーチ形の鉄橋が架けられているのでMerrythoughtのロゴも橋のようにアーチ形に作られているようです。また、1990年代以降はタグのデザインが新しくなり表示はShrops.のスペルがShropshire(シュロップシャー)に変わリIronbridgeとShropshireの文字の間には幸運のシンボルのウィッシュボーンのマークが付けられているようです。また、右の脇腹には白い布タグがありCleaning Instructions(クリーニングの手順) To obtain best resui, sponge surface with dry-cleaning agent or a warm solution of dertergent. Care should be take not to immerse the toy an keep liquid to the surace of the article only.(最高の結果を得るためには、ドライクリーニングまたは洗剤の入ったぬるま湯で表面をスポンジで洗います。 ぬいぐるみの表面だけ洗って液体に浸さないように注意してください) Merrythought Ltd(メリーソート社) Made in Englandの表示があります。また、目はグラスアイではなくプラスチック製のセーフティーアイになっているのはチャルド達への安全性のためなのですね。イングランドから遥々やって来たフラットフェイスに丸いお鼻のまだベビーのテディベアですが、一度会ったらもう何処へも帰したくなくなってしまいそうな可愛いメリーソートオフホワアトウール・ベビーテディベアです。

ウールの抜けはほとんどなく大変きれいです。セーフティーアイに欠けやヒビはなくキズもほとんどなく大変きれいです。お鼻とお口の刺繍にほつれや切れはなく大変きれいです。足のタグに多少の傷みがありますが、ほつれや破れはなくとてもきれいです。足のパッドにほつれや破れはなく大変きれいです。リボンは後から付けられたもので多少の傷みや汚れがありますがほつれや破れはなくとてもきれいです。その他、僅かな傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなく大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。