■bt-a02694 Chiltern Hugmee チルターンハグミー・ゴールデンモヘアベビーテディベア(スクイーカー内蔵)
ロンドン郊外のチェシャムの町のベリンドンロードで1908年にジョセフ・アイゼンマンが創設したChiltern Toys(チルターントイズ)社が、おそらく1940年代に製造したスクイーカーが内蔵されたぬいぐるみのチルターンハグミー・ゴールデンモヘアベビーテディベアです。世界で最初にベアのぬいぐるみを製造したのはドイツのシュタイフ社のようですが、シュタイフ社はおそらく1900年頃からベアのぬいぐるみの製造をは始めています。また、この当時はイギリスではテディベアの製造はまだされていなくテディベアはドイツから輸入していたようですが、1914年に第一次世界大戦が勃発するとテディベアの輸入ができなりテディベアはイギリスで独自に製造されるようになったようです。しかし、戦時中でモヘアなどの材料が不足していたのでイギリス製のテディベアはモヘアの生地の使用をどんどん少なくして製造していったので鼻スジが短いフラットフェイスのテディベアが特徴となったようです。また、チルターントイズ社は1915年からテディベアの製造を始めているようです。こちらは超レアなフランスの古いアラベスク模様のレースのリボンを首に結んだおそらくチルターントイ社で最も人気の高いChiltern Hugmee(チルターンハグミー)という商品名のゴールドの高級なモヘアで作られたまだベビーのテディベアで、つぶらなブラックと琥珀色のグラスアイ(ガラスの目)とブラックの糸でステッチされた四角いお鼻の下のお口で優しく微笑んでいるような表情が可愛くてとてもいい感じです。頭と胴体と前脚と後脚がジョイントされているのでいろんなポーズが付けれますが、頭の中にはウッドウール(木毛)が詰められているので押すとザクザクした感触があります。また、胴体と腕と脚はおそらく柔らかなカポック(パンヤノキの綿毛)が詰められているようですが、ジョイント部分には丸い木枠が取り付けられていてとてもしっかりとした作りです。また、前足と後ろ足にはベイリーフ色のベルベットのパッドが縫い付けられていますが、三本のブラックの糸の爪もありとても凝った作りです。また、お腹の中にはスクイーカー内蔵が内蔵されていて押すとキュンキュンと鳴くので思わず可愛くて抱きしめてしまいそうですが、この時代のテディベアでスクイーカーが壊れていないものは大変珍しいでする。また、布地のタグはありませんがタグは1950年代頃から付けられるようになりこの時代のテディベアは厚紙製のハングタグが付けられていたようです。イングランドからはるばるやって来たまだ小ちゃなベビーのテディベアですが、一度会ったらもう何処へも帰したくなくなってしまいそうなテディベアコレクションに最高に可愛い一品です。
モヘアに多少の抜けがありますが汚れは少なくとてもきれいです。グラスアイにキズはほとんどなく欠けやヒビもなくとてもきれいです。お鼻とお口と爪の刺繍に切れや欠損はなくとてもきれいです。ベルベットのパッドの葉面に多少の剥がれがありますがほつれや破れはなくとてもきれいです。スクイーカーに壊れはなく押すとキュンキュンと鳴きます。リボンは後から付けられたもので多少の傷みがありますが破れはなくとてもきれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなくオールドテディベアの貫禄があって大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。
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