■bt-a02717 Chiltern Hugmee チルターンハグミー・ゴールデンモヘアベビーテディベア(スクイーカー内蔵)
1908年にロンドンの郊外のチェシャムの町のベリンドンロードでジョセフ・アイゼンマンが創設したChiltern Toys(チルターントイズ)社が、おそらく1940年代に製造したスクイーカーが内蔵されたぬいぐるみのチルターンハグミー・ゴールデンモヘアベビーテディベアです。世界で最初にベアのぬいぐるみを製作したのはドイツのシュタイフ社のようですが、シュタイフ社はおそらく1900年頃からベアのぬいぐるみの製造を始めているようです。また、この当時はイギリスではテディベアの製造はまだされていなくテディベアはドイツから輸入していたようです。しかし、1914年に第一次世界大戦が勃発するとテディベアの輸入ができなくなりテディベアはイギリスで独自に製造されるようになったようです。しかし、戦時中でモヘアなどの材料が不足していたのでイギリス製のテディベアはモヘアの生地の使用をどんどん少なくして製造していったので鼻スジが短いフラットフェイスのテディベアが特徴となったようです。また、チルターントイズ社は1915年からテディベアの製造を始めているようです。こちらは超レアなフランスの古い生成りのアラベスク模様のレースの付け襟を首にセーフティーピンで留めたチルターントイズ社で最も人気の高いChiltern Hugmee(チルターンハグミー)という商品名のゴールドの高級なモヘアで作られたベビーのテディベアで、つぶらなダークブラウンと琥珀色のグラスアイ(ガラスの目)とダークブラウンの糸で刺繍されたお鼻の下のお口で優しく微笑んでいる姿がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、頭と胴体と前脚と後脚がジョイントされているのでいろんなポーズが楽しめますが、ジョイント部分には全て丸い木枠が取り付けられていてとてもしっかりとした作りです。また、体の中にはウッドウール(木毛)が詰められているので押すとザクザクした感触があります。また、前足と後ろ足にはプラウンのオイルクロスのパッドが縫い付けられていますが、ダークブラウンの糸4本の爪も切れずに残っているのも嬉しいですね。また、布地のタグはありませんがタグは1950年代から付けられるようになりこの時代のテディベアは厚紙製のハングタグが首に掛けられていたようです。また、お腹の中にはスクイーカーが内蔵されていますが、残念ながら押しても今は鳴いてくれません。また、この子はおそらくワンピースなどを着ていたようなので胴体と腕と脚の付け根の方は色褪せや色焼けが少なくきれいなゴールドモヘア残っています。イングランドからはるばるやって来たベビーのテディベアですが、一度会ったらもう何処へも帰したくなくなってしまいそうなテディベアコレクションに最高に可愛い一品です。
ゴールドのモヘアに少し色褪せや色焼けが抜けがありますが発色がいいゴールドモヘアも残っていてとてもきれいです。グラスアイにキズや欠けやヒビはなくとてもきれいです。お鼻とお口と爪の刺繍にほつれや切れはなくとてもきれいです。ブラウンのオイルクロスに少し表面の剥がれがありますがほつれや破れはなくきれいです。スクイーカーは押しても現状では鳴きません。付け襟は後から付けられたもので多少の傷みがありますが破れはなくとてもきれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。
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