アメリカのコネチカット州のノーウォークで1898年にドイツ移民のアドルフ・ガンドが創設したニューヨークの五番街にあるGund(ガンド)社が、おそらく1930年代に製造したぬいぐるみのピンク&ベージュドレス・ベビーガールイースターバニーです。こちらは超レアなオリジナルのサーモンピンクの襟の付いたベージュのオーガンジーの生地のベビードレスを着たアイボリーの高級なモヘアで作られたベビーのガールバニーで、つぶらな透明とレッドピンクのガラスの目と淡いサーモンピンクの糸で刺繍されたお鼻の下のお口でマミーラビットを見つめながら優しく微笑んでいるような表情がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、袖口と裾に付けられたサーモンピンクのフリル飾りとウエストで結んだピンクのリボンもオシャレです。また、お鼻の横のアイボリーのおヒゲはビニールではなくておそらくヤシ科のシュロで作られているようでとても凝った作りです。また、耳の内側は柔らかなサーモンピンクのベルベットのような柔らかな生地で作られているのも素敵です。また、手と足はサーモンピンクの厚手の木綿の生地で作られています。また、ドレスの裏はベージュのオーガンジーの生地と二枚重ねで作られていますが、その下には淡いベージュピンクの木綿の裾にフリル飾りが付いたペチコートパンツを履いているのも可愛いですね。また、頭と胴体と脚の中にはおそらくウッドウール(木毛)が詰められているので押すとザクザクとした硬い感触があります。また、頭と胴体と前脚と後脚はジョイントではありませんが、さすがに1930年代に作られたガンド社のバニーは作りが良くて堂々としていて貫禄があります。また、ガンド社はチャイルド用の玩具を沢山製造しているトイメーカーなので、バニーの目はチャイルド達の安全を考えて1940年代の終わりころからプラスチック製のセフティーアイにしているようですが、こちらは1930年代に製造された古いバニーのぬいぐるみなので目は高級なテディベアと同じようにガラス製のグラスアイです。また、また、布タグはありませんが布タグは1950年代の中頃から付けられるようになりこの時代のテディベアには首に厚紙製のハングタグが付けられていたようです。当時の3月下旬から4月下旬の日曜日のイースター(復活祭)の日は、チャイルド達がカラフルに塗られたイースターエッグ(ゆで卵)を探したりこちらのような可愛いイースターバニーといっしょに楽しく遊んでいたのでしょうね。可愛いドレスを着たベビーガールバニーが傍にいるだけでとてもメルヘンチックな気分にさせられてしまいそうな大変素晴らしい超レアな一品です。

モヘアに色焼けや抜けはほとんどなく大変きれいです。写真のように向かって右のガラスの目の左下の透明な部分に3ミリ位のヒビがありますが当たりがないので製造時のもので強度には問題ないようです。また、左上部分に小さなガラスの破片のようなものが付着していますがこれも製造時のものですが、その他は傷や欠けやヒビはなくとてもきれいです。お口とお鼻の刺繍に切れはなくとてもきれいです。おヒゲも切れたり抜けずにまだしっかりと残っています。右足の内側の生地に擦れからの小さな破れが多少あります。ベビードレスはオリジナルで多少の傷みや色焼けや汚れなどありますがほつれや破れはなくとてもきれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。