ドイツでおそらく1890年代頃にコンポジションと木材で製作されたクリストゥスゲブーアト・フィグーア6ゼッツです。クリストゥス(キリスト)はエルサレムから南へ10kmほど行ったベツレヘムの町の馬小屋で母マリアからゲブーアト(降誕)したようですが、ベツレヘムの町の辺りは岩山や砂漠が多いので、馬小屋というよりは家畜小屋で馬はいなくてカメール(ラクダ)とクー(牛)とエーゼル(ロバ)とシャーフ(羊)などがいたようです。それでヴァイナハテン(クリスマス)の日の教会の聖堂や家庭の祭壇にはクリストゥスとこのようなティーア(動物)達のフィグーア(フィギュア)が飾られるようです。こちらは大変レアなヴァイナハテンの日の家庭祭壇などに飾るために作られたフィグーアの6個ゼッツ(セット)で、腕を広げてゲブーアトしたばかりの赤ちゃんのクリストゥスはコンポジションで作られています。また、カメールとクーとエーゼルもコンポジションで作られていますが、クーの角と脚は木材で作られているようです。また、肌に細かく生えた毛も再現されていてとても凝った作りです。また、母親のシャーフと子供のラムはコンポジションで作られていますが、シャーフの耳とラムの脚は木材で作られていますが、いっしょに飾ると神聖で可愛くてとてもいい感じです。12月25日のヴァイナハテンはクリストゥスのゲブーアトを祝う降誕祭の日ですが、ヴァイナハツバウム(クリスマスツリー)といっしょに飾るともっと神聖なヴァイナハテンの日が迎えられそうな可愛いクリストゥスゲブーアト・ティーアフィグーア6ゼッツです。

古いものですが大切にされていたのでとてもきれいです。写真のようにカメールの首と脚などの乾燥からのヒビがおそらく玩具職人の手で古い時代にとてもきれいに修理されています。エーゼルの右の耳や脚のヒビも同じようにとてもきれいに修理されています。その他、多少の傷みや彩色の剥がれや汚れなどありますが欠けやヒビはほとんどなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。