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■br-a01247 Mignonette Poupee ポワ&ドンテルローブ・ミニョネットビスキュイプーペ
ドイツでおそらく1910年代に製作されたビスキュイ(ビスク/磁器)製のポワ&ドンテルローブ・ミニョネットビスキュイプーペです。ビスキュイプーペは19世紀のヨーロッパのブルジョアのマドモアゼルやマダム達の間で流行ったプーペで、フランス語のBiscuit(ビスキュイ)はお菓子のビスケットと同じように「二度焼き」が語源のようです。また、Mignonette(ミニョネット)はMignon(ミニョン/可愛い・小さい)の単語にetteの接尾辞が付いたもので、「さらに小さくて可愛い」という意味のようです。こちらは超レアな高級なモヘアの大変美しいルージュブラン(赤茶)色の巻き髪に袖口と裾にブランシュ(ホワイト)の繊細なドンテル(レース)のリューシュ(フリル)飾りが付いたブランシュ地にブルーフォンセ(ダークブルー)のポワ(水玉)模様のローブ(ドレス)を着たミニョネットのフィーユ(少女)のビスキュイプーペで、彩色されたつぶらなブルーの美しい瞳とルージュの口元で優しく微笑んでいる表情がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、低いタイユ(ウエスト)の後ろで結ばれた大きなブルーフォンセのリュバン(リボン)も素敵ですね。また、ローブの下にはブランシュのキュロット(ショーツ)を履いています。また、足には彩色されたブルーの縁取りがあるブランシュのショセット(ソックス)にブラン(ブラウン)のショスュール(靴)を履いているのもオシャレです。また、頭も体もビスキュイ製で腕と脚が針金でジョイントされていてるので色々なポーズが楽しめるのがいいですね。また、ローブとキュロットは着せながら縫われているので脱がすことはできません。また、後頭部にエンボスがないので製造会社についての詳しいことは良く分かりませんが、ケストナーなどの技術の高い工房で作られたようです。つぶらなブルーの美しい瞳に見つめられているだけでどんどんとビスキュイプーペの世界へ引きずり込まれて行ってしまいそうな可愛い価値ある一品です。
お顔や足の彩色に剥がれはほとんどなく発色が良くとてもきれいです。モヘアのかつらはおそらくオリジナルで傷みはほとんどなく大変きれいで頭に接着されています。写真のように左の腕の内側にヒビのようなラインがありますが、これは製造時にできた浅い細い溝のようなラインに汚れが付着したもののようでヒビではありません。ジョイントに壊れはありません。ローブとキュロットはおそらく1950年代から1960年代のもののようで着せながら縫われているので脱がすことはできませんが、傷みや汚れはほとんどなくほつれや破れもなく大変きれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますが欠けや割れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。
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