ブルゴーニュ地方のディジョンから南東へ30kmほど行ったAuxonne(オーソンヌ)の町のLongchamp(ロンシャン)で1868年にRobert(ロベルト)とMarcel Charbonnier(マルセル・シャルボニエ)兄弟が創設したロンシャン社が、おそらく1900年代に製造したRubans(リュバン/リボン)という商品名の陶器製のロンシャンローズ&ミオゾティス&リュバン・アシェットです。オーソンヌの町のロンシャンでは、良質な粘土や豊富な木材があったで1835年頃からテュイルリ(タイル)や陶器の製造が盛んになったようです。こちらは超レアな淡いクレーム(クリーム)色の丸いフォルムのAssiette(アシェット/お皿)で、本体の表面の中央にはルージュブラン(レッドブラウン)の色でパニエ(バスケット)に入ったミオゾティス(忘れな草)のお花がデザインされています。また、本体のフチにはローズのお花とミオゾティスのお花がリュバンで結ばれたイラストがデザインされていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、フチの波打ったルリエフ(レリーフ)も素敵ですね。また、底面にはミオゾティスのお花とRubansとLongchampと書かれたマルク(マーク)があります。また、Longchamp terre de fer(ロンシャンの鉄の土地)とSLのエンボスがあります。ロンシャンの陶器製品はフランスでも大変人気が高くてコレクターズアイテムとなっているようです。このまま飾るだけで大変素敵ですが、ガトー(ケーキ)やフロマージュ(チーズ)やパンや果物やサラダなどを載せて使ってもオシャレで楽してとても素晴らしいロンシャンローズ&ミオゾティス&リュバン・アシェットです。

お花のイラストの発色が良くとてもきれいです。写真のように表面のフチに縦5ミリ横19ミリ位の浅い欠けが一箇所あります。裏面のフチの浅い欠けと釉薬部分の剥がれが少しあります。裏面の中央にあるヒビのように見えるラインは貫入です。その他、多少の傷みやキズや汚れなどありますが欠けやヒビはなく状態が良くきれいで、Good Conditionです。