フランスでおそらく1910年代にフランスのジュモーやドイツのアルマン・マルセイユやシモン&ハルビッヒなどのビスキュイプーぺ(ビスクドール)用のおそらくシャポー(帽子)を入れるために製作された厚紙製のヴィオレット・ビスキュイプーぺシャポーボワットです。こちらは超レアなおそらくビスキュイプーぺがかぶるシャポーを入れるために作られた円柱形のボワット(ボックス)で、とてもしっかりとした厚みのある厚紙で作られたフタと本体の外側にはヴィオレット(スミレ)のお花模様の化粧紙が貼られていてエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、本体にはスミレ色のリュバン(リボン)が付けられているのも素敵ですね。パリでは1320年代頃から既にシャプリエ(帽子屋)がありフートゥル(フェルト)などで紳士用のシャポーを作っていたようですが、この当時の女性達は頭に生地で作られたボネ(ボンネット)をかぶっていたようです。また、19 世紀頃からは婦人用のシャポーは爆発的に普及しだしてビスキュイプーぺにもオシャレなシャポーをかぶせるようになったようです。こんなにオシャレなヴィオレットのお花のシャポーボワットですが、中に入れる高価なシャポーはもっと素敵だったのでしょうね。このままビスキュイプーペのシャポーボワットとして使うのもオシャレですが、ビスキュイプーペなどといっしょに飾っても素敵ですね。当時のパリの雰囲気でエレガントでオシャレに使いたい大変素敵な超レアな一品です。

ヴィオレットのお花に色褪せや色焼けがありますがきれいです。リュバンに少し色褪せが切れはなくとてもきれいです。中は汚れはほとんどなくとてもきれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますが剥がれや破れはほとんどなく古いものにしてはとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。