フランクフルトから南へ60kmほど行ったMannheim(マンハイム)の町で1873年にViktor Lenel(ヴィクトル・レネル)と弟のAlfred(アルフレッド)が創設したSchildkrot(シルトクレート)社が、おそらく1930年代の終わり頃から1940年代の初め頃に製造したセルロイド製のハオベ&クライト・メートヒェンセルロイドプッペです。シルトクレート社はグミ(ゴム)製のプッペ(ドール)なども製造していたようですが、ドイツでプッペを製造している会社の中で最も歴史のある会社のようです。こちらはとてもレアな亜麻色の髪にヴラウグラウ(ブルーグレー)のシュライフェ(リボン)のルーシェン(フリル)飾りの付いたハオベ(ボンネット)をかぶって、ヴラウグラウ地にロート(レッド)とヴラウ(ブルー)とゲルブ(イエロー)とヴァイス(ホワイト)のお花模様のクライト(ワンピース)を着たまだ小ちゃなメートヒェン(女の子)のプッペで、彩色された美しいつぶらな青い瞳と小さな赤いお口で嬉しそうに微笑んでいる姿がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、クライトの裾のハオベとお揃いのヴラウグラウのシュライフェのルーシェン飾りも素敵ですね。また、クライトの下にはヴァイスのショーツを履いています。また、頭と胴体と腕と脚がグミ紐でジョイントされているのでいろんなポーズが楽しめます。また、首には24のエンボスがあります。また、シルトクレート社のマークはありませんが、この当時は戦時中なので会社名やマークは意図的に付けられていないようです。美しいつぶらな青い瞳のメートヒェンプッペに見つめられているだけで気持ちが優しく癒されてしまいそうな可愛いハオベ&クライト・メートヒェンセルロイドプッペです。

彩色された目に剥がれは少なくとてもきれいです。ハオベとクライトに多少の色褪せがありますがほつれや破れはなくとてもきれいです。ショーツにほつれや破れはなくとてもきれいです。ジョイントに壊れはありません。その他、多少の傷みや彩色の剥がれや汚れがありますが欠けやヒビはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。