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■br-a01498 Digoin Sarreguemines マギー・ヨーグルトポトゥリポ
フランスの陶磁器製造で有名な1879年に創業したDigoin Sarreguemines(ディゴアン・サルグミンヌ)社が、おそらく1940年代の終わり頃にスイスで1872年にジュリアス・マギーが創設したヌイユ(ヌードル)やソースの製造で有名なMaggi(マギー)社のために製造したポトゥリ(陶器)製のマギー・ヨーグルトポトゥリポです。1790年にN. H. Jacobi(ヤコビ)がフランスとドイツの国境近くのSarreguemines(サルグミンヌ)町で陶器の製造を始めたSarreguemines(サルグミンヌ)社は、ナポレオン1世が顧客となるほどの品質の高い陶器を製造していたので瞬く間にフランスで有名になったようです。ところが、1870年にサルグミンヌの町がフランス領からドイツ領となり陶器の輸出に莫大な関税が掛かるようになったので1879年に古くから陶器製造が盛んだったブルゴーニュ地方のリヨンから北西に100kmほど行ったDigoin(ディゴアン)の町にあるディゴアン社と合併してディゴアン・サルグミンヌ社となり1970年まで陶器の製造を続けていたようです。こちらは超レアなマギー社のヨーグルトを入れるために作られたポ(ポット)で、ソモンロゼパール(ペールサーモンピンク)の本体にはヴェールフォンセ(ダークグリーン)でYoghourt Maggi(ヨーグルトマギー) Marque Deposee(登録商標)のロゴと文字と四つ葉のトレフル(クローバー)がデザインされていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、底面にはディゴアン・サルグミンヌ社の格調高いマークがありますが、マークにはノワール(ブラック)で王冠と三羽の鳥のイラストとDigoin SarregueminesとFranceと26の表示とSのエンボスがあります。当時のスイスやフランスの人達はこんなにオシャレなディゴアン・サルグミンヌ社のポでヨーグルトを食べてたことが羨ましくなってしまいそうです。小物入れにしたりこのまま飾っても素敵なマギー・ヨーグルトポトゥリポです。
ソモンロゼパールとヴェールフォンセの発色が良くとてもきれいです。中は汚れがなく大変きれいです。写真のように上部のフチに二箇所の小さな欠けがあります。底面に18ミリ位のヒビがありますが当たりがないので製造時のもののようです。その他の欠けのような窪みは全て製造時のもので釉薬がかかっていて欠けではありません。その他、僅かな傷みや汚れなどありますが欠けやヒビはなく状態が良くきれいで、Good Conditionです。
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