ドイツのビーレフェルトに近いバート・ザルツフレンの町で1850年にHeinrich Salomon Hoffmann(ハインリヒ・サロモン・ホフマン)が創設して息子のEduard Hoffmann(エドゥアルド ホフマン)が受け継いだHoffmann(ホフマン)社が、おそらく1900年代に販売促進用に制作したほとんどデッドストックの厚紙製のホフマンズライスシュテルケ・カッツェアウフシュテラーグランツビルダーです。ホフマン社はシュテルケ(デンプン)の製造で有名ですが、工場はフランスやイギリスにもあったようです。こちらは大変レアなKatze(カッツェ/猫)のグランツビルダー(ダイカットスクラップ)のアウフシュテラー(ディスプレイ)で、本体はお座りしたカッツェを立てたままアウフシュテラーできてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、カッツェは首にHoffmann's Reis-Starke mit der Katze(ホフマンの猫といっしょのお米のデンプン)と書かれたロート(レッド)とグリュン(グリーン)の看板をぶら下げているのも可愛いですね。ライスシュテルケは料理やお菓子作りに欠かせない食品ですが、当時は白色の無味無臭の粒子が細かく付着力や吸収力が強い粉末のライスシュテルケは、お化粧の白粉としても使われていたようなので驚いてしまいます。このまま飾るだけで可愛いホフマンズライスシュテルケ・カッツェアウフシュテラーグランツビルダーです。

イラストの発色が良く大変きれいです。写真のように向かって左の耳の付け根に横に6ミリ位の軽い折れスジがあります。その他、多少の傷みや汚れなどありますが折れや破れはなく大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。