フランスでおそらく1890年代に製作されたブロンズ(青銅)製のロココブロンズ・レットル&カルトポスタル・マンパンサです。こちらは大変レアなおそらく夫でさえ入室できない貴婦人専用のお部屋のBoudoir(ブドワール/淑女の私室)で使われていたレットル(手紙)やカルトポスタル(ポストカード)などを挟むために作られた小振りのMain(マン/手)のフォルムのPince(パンサ/クリップ)で、オール(ゴールド)の本体の上部はおそらく18世紀のロココ時代の袖口飾りの付いたローブ(ドレス)をきた貴婦人の左手のように作られていますが、ほっそりとした指先と袖口飾りのリューシュ(フリル)のルリエフ(レリーフ)がエレガントでオシャレでとてもいい感じです。また、本体にはクロシェ(フック)に掛けるための丸い穴もあるので壁に掛けて使っても便利ですね。また、本体には机や壁に固定するためのヴィス(ネジ)穴も二箇所ありとても使い勝手が良いようです。当時は机の上にあるレットルやカルトポスタルなどを纏めて挟んでおくために使われていましたが、現代ではレットルはあまり書かなくなっているので重要なノト(メモ)や伝票類などを一時的に挟んでおくのにとても便利です。使いながら飾るととてもオシャレで便利な美しいロココブロンズ・レットル&カルトポスタル・マンパンサです。

パンサに壊れはありません。お親指の先端が僅かに欠損していますがこれは製造時のものです。その他、多少の傷みやキズや汚れなどありますが壊れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。