ドイツでおそらく1960年代に小さなミニョネットなどのポルツェランプッペ(ビスクドール)用に製作されたホルツ(木)製のプッペンホルツシュピーゲルコモーデ&シュトゥールゼッツです。ドイツは昔から木材が豊富なのでプッペ(ドール)用の家具などの製作が盛んでしたが、製作技術がヨーロッパで最も高かったのでとても人気があったようです。こちらは大変レアなおそらくクルミか栗などの良質な無垢材で作られた豪華なヴィクトリア朝のデザインのSpiegelkommode(シュピーゲルコモーデ/ミラードレッサー)とStuhle(シュトゥール/椅子)のゼッツ(セット)で、本体はマホガニー色のラック(ニス)塗装がされていますが、木目との色合いがとても美しくて本物の高級な家具のような雰囲気があります。また、シュピーゲルコモーデは、コモーデ(ドレッサー)の上のシュピーゲル(ミラー)を壁に立て掛けて使用します。また、シュピーゲルの木枠は波打ったように作られていてとても作りがいいですね。また、コモーデの中央には開き扉があり中には三段の棚があります。また、扉の左右には真鍮製の取っ手のある三段の引き出しがあり沢山の化粧品や小物が収納できとても使い勝手がいいようです。また、本体には手の込んだ飾り彫りが沢山入れられて大変凝った作りです。また、四本の脚は猫足てエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、大変繊細な作りのシュトゥールも付属していますが、背もたれや肘掛の曲線のフォルムが美しくて四本の猫足の脚も素敵です。また、シュトゥールの座面にはローザ(ピンク)の生地張りがされていますが、格子の織り目が光ってとてもオシャレです。また、小さなプッペ用の家具なのに割れやすい曲線を多用したフォルムで作られていますが、硬くて丈夫な良質な無垢材を使用しているので製作ができるようです。ミニョネットなどといっしょに飾るととても素敵ですが、どこを見ても細部まで全く手抜きのない本物のような素晴らしい作りで驚いてしまいますが、さすがにドイツの製品は作りが大変いいですね。母から娘へと受け継がれてきた素晴らしいプッペンホルツシュピーゲルコモーデ&シュトゥールゼッツは、これからも大切にしていきたい大変価値ある一品です。(ミニョネットと小物は付属しません)

マホガニーのラック塗装された良質な木肌が大変きれいです。シュピーゲルに欠けやヒビはなく大変きれいです。その他、僅かな傷みやキズや汚れなどありますが欠けや割れはなく大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。