パリにある菓子店が、おそらく1930年代に製造したボンボン(お菓子)が入っていた厚紙と木材と生地とセルロイド製のベベリ・ドラジェボワットです。Dragee (ドラジェ)はアマンド(アーモンド)などを糖衣で包んだボンボンのようで南フランスのプロヴァンスで多く製造されているようです。こちらは大変レアなおそらくブルジョワの家のべべ(ベビー)の誕生のお祝いのために製造されたべべ用のLit(リ/ベッド)のフォルムのブランシュ(ホワイト)のDragees Boite(ドラジェボワット/糖衣菓子ボックス)で、本体の周りはリーラグリ(ライラックグレー)にブランシュの水玉模様のオーガンジーの生地がリューシュ(フリル)飾りのように付けられていてとても素敵です。また、日除けもリーラグリの記事で作られていますが、本体の中にはロゼ(ピンク)の枕にロゼの掛け布団を掛けられて両手を上げて嬉しそうにママンを見つめて寝ているセルロイド製のべべのプーペ(ドール)がいてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、かけ布団に付けせけたロゼのリュバン(リボン)とブランシュのドンテル(レース)飾りもオシャレです。また、底面にはオール(ゴールド)の紙が貼られた車輪が四つありますが、車輪は木製でとても凝った作りです。お気に入りのクロモや小物の収納に飾りながら便利に使えそうですが、見ているだけで気持ちが優しく癒されてしまいそうなとても素敵な一品です。(少女のプーペと小物は付属しません)

リーラグリのオーガンジーの生地の発色が良くとてもきれいです。べべプーペの右の腕に小さな割れがありますが、これは製造時のもののようです。その他、多少の傷みや汚れなどありますが壊れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。