北フランスの海沿いのベルギーとの国境に近いダンケルクの町にあるDepoorter(ドゥポッテール)社が、おそらく1890年代に製造したLangues de Chat(ラング・ドゥ・シャ/猫の舌)というビスキュイ(ビスケット)が入っていたトール(ティン)製のドゥポッテール・ラング・ドゥ・シャ・ビスキュイボワットです。こちらは超激レアな被せフタのあるブルーヴェール(ブルーグリーン)のBiscuits Boite(ビスキュイボワット/ビスケットボックス)で、とても凝った麦とお花のアラベスク模様でデザインされたフタにはDepoorter(ドゥポッテール) Confiseur Glacier(アイスクリーム職人) Specialite de Langues de Chat(ラング・ドゥ・シャのスペシャリスト) Dunkerque(ダンケルク)のロゴと文字とドゥポッテール社のビスキュイボワットの上にお座りした二匹のシャトン(子猫)のイラストがデザインされていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、本体には美味しそうにラング・ドゥ・シャを食べている二匹のシャトンとDepoorter Langues de Chatと書かれた台車を押している二匹のシャトンとDepoorter Patissier(パティシエ/菓子職人) Dunkerqueのロゴと文字がデザテンされているのも可愛くて素敵です。ラング・ド・シャはフランスで17世紀頃から作られてきたビスキュイで、ブール(バター)、砂糖、小麦粉、卵白、ヴァニーユエッサンス(バニラエッセンス)で生地を作り薄く細長い棒状にフール(オーブン)で焼き上げたもので口の中で溶けるような食感が特徴のようです。可愛いシャトン達のイラストを見ているだけでビスキュイと暖かいテ(紅茶)が欲しくなってしまいそうな超激レアな一品です。

シャトンのイラストに色焼けがありますがきれいです。中はサビが少なくとてもきれいです。その他、多少の色焼けや塗装の剥がれやキズや汚れなどありますが凹みはくサビもほとんどなくとても状態が良く、Good Conditionです。