フランス南西部のピレネー山脈のふもとにあるLourdes(ルルド)の町で、おそらく1880年代にスーヴニール(土産物)として製作された真鍮のプラケ・アルジャン(シルバーメッキ)とナクレ(白蝶貝)で製作されたアルジャン・シャプレ&ナクレボワット・アンサンブルです。こちらは超レアなおそらく巡礼者へのスーヴニールとして作られたカトリック教会で聖母マリアへの祈りを唱えるときに使用する祈りの用具のChapelet(シャプレ/ロザリオ)とそれを入れる貝殻で作られたボワット(ケース)のアンサンブル(セット)で、真鍮のプラケ・アルジャンの鎖のシャプレにはジェジュ・クリ(イエス・キリスト)が張り付けられた十字架と聖母マリアのルリエフ(レリーフ)がデザインされていて神聖で厳かでとてもいい感じです。また、十字架の表面にはInriのエンボスがありますが、Inriはジェジュ・クリの磔刑で十字架の上に掲げられたラテン語の罪状書きのIesvs Nazarenvs Rex Ivdaeorvm(ナザレのユダヤ人の王イエス) の頭字語のようです。また、裏面にはLourdesのエンボスがありますが、ルルドはピレネー山脈のふもとにあるフランス南西部の町で、1858年に地元の少女がここで薪拾いをしているときに洞窟で聖マリアを見たという奇跡の地として有名で霊泉のある洞窟を多くの巡礼者が訪れているようです。また、鎖につけられたロゼ(ピンク)のペルル(ビーズ)も素敵です。また、シャプレを収納する専用のボワットも付属していますが、ボワットは美しい輝きのナクレで作られていますが、ナクレの周りは真鍮のフチが取り付けられています。また、ナクレボワットは真鍮のヒンジで開け閉めができて留め金も真鍮で作られていてとても凝った作りです。130年以上も前にフランスで作られたものですが、使っても飾っても大変素敵なアルジャン・シャプレ&ナクレボワット・アンサンブルです。

ジェジュ・クリの十字架と聖母マリアに多少の傷みがありますがきれいです。ペルルと鎖に多少の傷みがありますが欠けや割れはなくとてもきれいです。ボワットのナクレの輝きが大変きれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますが壊れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。