イタリアのミラノから南東へ70kmほど行ったCremona(クレモナ)の町で1836年にEnea Sperlari(エネア・スペラーリ)が創設したSperlari(スペラーリ)社が、おそらく1910年代にフランスへ輸出用に製造したZanzibar(ザンジバル)という商品名のカフェ(コーヒー)味のビスキュイ(ビスケット)が入っていたトール(ティン)製のシャトン・スペラーリショコラボワットです。スペラーリ社はヌガーや甘い果実のスィロ(シロップ)漬けの製造でも有名なようです。また、ザンジバルは、アフリカ東海岸のインド洋上にあるタンザニアのザンジバル諸島のことでカフェの生産で有名なようです。こちらは超レアなヒンジでフタが開閉する四角いフォルムのビスキュイボワット(ビスケットボックス)で、フタの周りと本体はジョーヌオランジュ(イエローオレンジ)にブルーの布地のように描かれた斜めの縞模様がデザインされていてとても素敵です。また、フタの中央にはお座りをした二匹のシャトン(子猫)のイラストがデザインされていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、フタと本体の中央はブランシュ(ホワイト)地にルージュ(レッド)の縞模様のリュバン(リボン)で結ばれたようにデザインされているのもオシャレですね。また、底面にはAu Zanzibar, Cafe(カフェ) Les plus Belles Primes(最も素晴らしい贈り物)の表示があります。小物の収納にとても便利ですが、可愛いシャトン達のイラストを見ているだけでビスキュイと暖かいテ(紅茶)が欲しくなってしまいそうな大変可愛い一品です。

シャトンのイラストに多少の色焼けがありますが発色が良くとてもきれいです。ヒンジに壊れはなくフタはスムーズに開け閉めできます。フタに塗装の剥がれが多くありますが、本体の塗装の剥がれはほとんどなくとてもきれいです。中に多少のサビがありますがきれいです。その他、多少の傷みや塗装の剥がれやキズや汚れなどありますが凹みはなくとても状態が良く、Good Conditionです。