Nous introduisons les marchandises belles antiquites a la mode en France.
■br-a01762 Rose Bebe Ours ロゼレーヌ・ベベテディウルス(ブルイーター内臓)
フランスでおそらく1940年代の終わり頃に製造されたブルイーター(グロウラー)が内蔵したぬいぐるみのロゼレーヌ・ベベテディウルスです。Teddy Ours(テディウルス/テディベア)は、1902年にアメリカのルーズベルト大統領が熊狩りで傷を負ったウルス(ベア)を逃がしてやったことが評判になったことで、ニューヨークの玩具店がドイツから輸入したウルスのぬいぐるみにルーズベルト大統領の愛称のTeddy(テディ)の名前を付けて売り出したのがテディウルスの始まりのようですが、世界で最初にウルスのぬいぐるみを製作したのはドイツのシュタイフ社のようです。また、フランスではテディウルスはドイツから輸入していたようですが、1914年に第一次世界大戦が勃発すると輸入ができなくなり1919年頃からフランスのPintel(パンテール)社が初めてテディウルスの製造を始めたようです。こちらは超レアなロゼ(ピンク)のレーヌ(ウール)で作られたベベ(ベビー)のテディウルスで、フランスらしいオシャレなブランシュ(ホワイト)地にノワール(ブラック)の縞模様のリュバン(リボン)をヌーパピヨン(蝶ネクタイ)のように結んでつぶらなブランフォンセ(ダークブラウン)と琥珀色のアンファン(子供)達に安全なプラスチックの目とブランルージュ(ブラウンレッド)の糸で刺繍されたお鼻の下のお口でママン(マミー)ウルスを見つめながら優しく微笑んでいるような表情がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、当時はガラスとは違う新素材のプラスチック製の目にフランスの人々は大変驚いたようです。また、大きな耳の内側はイヴォワール(アイボリー)のレーヌで作られています。また、頭と胴体と前脚と後脚がジョイントされているのでいろんなポーズが楽しめますが、ジョイント部分には丸い木枠が取り付けられていてとてもしっかりとした作りです。また、頭の中は木毛が詰められているので押すとザクザクとした硬い感触がありますが、胴体と前脚と後脚にはおそらくカポック(パンヤノキの綿毛)が詰められているようなので押すと柔らかな感触があります。また、前足と後ろ足にはイヴォワールのレーヌのパッドが付けられているのも可愛いです。また、お腹の中にはブルイーターが内蔵されているようですが、残念ながら今は鳴いてはくれません。また、布地のタグはありませんがタグは1950年代頃から付けられるようになりこの時代のぬいぐるみには厚紙製のタグが首に付けられていたようです。また、製造した会社についての詳しいことは良く分かりませんが、縞模様のリュバンがフランスらしくてとてもオシャレですね。フランスから遥々やって来たロゼレーヌのベベテディウルスですが、この子が傍にいるだけで気持ちが優しく癒されてしまいそうな大変可愛い一品です。
子供達に大変人気があったようなので体の正面のロゼのレーヌに抜けや色焼けがありますが、背面は抜けがありますが色焼けは少なくきれいです。プラスチックの目にキズはほとんどなくとてもきれいです。お鼻とお口の刺繍に多少の傷みがありますが切れはなくとてもきれいです。ジョイントに壊れはありませんが、左の前足がきつ目でほとんど動きません。両方の後ろ足はきつ目ですがお座りができるくらいに動きます。頭と右の前足は良く動きます。パッドほつれや破れはありませんが、写真のように右の後ろ足がフートゥルのパッドに修理されています。後頭部や後ろ足に擦り切れからの破れが多少あります。リュバンに破れはなくとてもきれいです。ブルイーターは現状では鳴きません。その他、少し傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。
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