ベルギーのブリュッセルでCharles Neuhaus(シャルル・ヌーウス)が1883年に創設したCote d'Or(コートドール)社が、おそらく1930年代の終わり頃にPaques(パック/イースター)を祝うために製造したショコラ(チョコレート)菓子が入っていたトール(ティン)製のラパン&カヌトン・コートドールショコラ・トールボワットです。コートドール社のショコラは、1965年からベルギー王室御用達になりヨーロッパでは大変有名なようです。また、Cote d'Orの社名は1957年にイギリスから独立したアフリカ西海岸のガーナの植民地時代の名称から付けられたようです。こちらは超レアなパック用に製造されたショコラ菓子が8オンス(約226g)入っていたトールボワット(ティン缶)で、卵のようなフォルムのジョーヌ(イエロー)のフタには白い雲がプカプカ浮いた青い空の下でヴィオレット(スミレ)の花が咲いた野原をロゼ(ピンク)のシュミーズ(シャツ)の上に着たブルーフォンセ(ダークブルー)の格子模様のジョーヌのジレ(ベスト)の背中に色鮮やかなパックウフ(イースターエッグ)を沢山入れて草笛を吹きながら歩いているパックラパン(イースターラビット)のイラストが描かれていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また背中から落ちたウフ(エッグ)を慌てて拾おうとしているジョーヌのカヌトン(アヒルの子)も可愛いですね。また、ジョーヌの側面には可愛いヴィオレットのお花とリュバン(リボン)が結ばれたパックウフがデザインされているのも素敵です。また、オール(ゴールド)の底面にはブルーヴェール(ブルーグリーン)でアフリカの象徴である白い象のマークとLe bon chocolat Belge(品質の高いベルギーチョコレート)の表示があります。大変入手が難しいコレクターズアイテムとして人気の高いトールボワットですが、可愛いラパンとカヌトンを見ているだけでパックの日が待ちどうしくなってしまいそうな大変可愛い一品です。

イラストに少しキズがありますが発色が良くきれいです。中はサビがほとんどなくきれいです。その他、多少の塗装の剥がれやキズや汚れなどありますが凹みやサビはほとんどなく状態が良くきれいで、Good Conditionです。