フランスでおそらく1940年代に製造したぬいぐるみのブルーパール&イヴォワールレーヌ・べべウルスです。Teddy Ours(テディウルス/テディベア)は、1902年にアメリカのルーズベルト大統領が熊狩りで傷を負ったウルス(ベア)を逃がしてやったことが評判になったことで、ニューヨークの玩具店がドイツから輸入したウルスのぬいぐるみにルーズベルト大統領の愛称のTeddy(テディ)の名前を付けて売り出したのがテディウルスの始まりのようですが、世界で最初にウルスのぬいぐるみを製作したのはドイツのシュタイフ社のようです。また、フランスではテディウルスはドイツから輸入していたようですが、1914年に第一次世界大戦が勃発すると輸入ができなくなりフランスでは1919年頃からPintel(パンテール)社が初めてテディウルスの製造を始めたようです。こちらは超レアなブルーパール(ペールブルー)のレーヌ(ウール)で作られた生まれたばかりのようなBebe(ベベ/ベビー)のOurs(ウルス/ベア)で、イヴォワールブランシュ(アイボリーホワイト)のアラベスク模様のドンテル(レース)のリュバン(リボン)を首に結んだつぶらなブルーフォンセ(ダークブルー)のおそらくセルロイドの目とルージュ(レッド)の糸で刺繍されたお鼻の下のお口で優しく微笑んでいるような姿がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、耳の内側と鼻スジはイヴォワール(アイボリー)のレーヌで作られているのも素敵ですが、万歳をしたような前脚と大きく広げた後脚とお尻の小さなシッポも可愛いですね。また、体の中は全て硬いザクザクとした木毛が詰められているようです。また、全てジョイントではありませんが、前脚と後脚の付け根部分は木毛が少なくして作られているので左右に動かすことができます。また、製造した会社についての詳しいことは良く分かりませんが、フランスのぬいぐるみのウルスはちょっと変わった作りがオシャレで可愛いです。フランスから遥々やって来たオシャレで可愛いベベウルスが傍にいるだけで気持ちが優しく癒されてしまいそうな超レアな大変素敵な一品です。

ブルーパールとイヴォワールレーヌのレーヌに少し色褪せや色焼けと抜けがありますがきれいです。ガラスの目にキズや欠けやヒビはなくとてもきれいです。お鼻とお口の刺繍に多少の傷みありますがほつれや切れはなくとてもきれいです。リュバンに多少の傷みがありますがとてもきれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。