ペンシルバニア州のワシントンで1902年に創設されたHazel Atlas Glass Company(ヘーズル・アトラスグラス社)が、おそらく1940年代に製造したほとんど未使用のミルクガラス製のレッドライディングフードマグカップです。ヘーゼル・アトラスグラス社は1887年に創業したヘーゼルグラス社と1896年に創業したアトラスグラス社が合併して設立された会社のようで、1957年にコンチネンタル・キャン・カンパニーに合併吸収されるまで沢山のグラスウェアを製造したようです。特に1936年に特許を取ったプラトナイトは半透明の白いミルクグラスで「ヘーゼルの白」と呼ばれて評判になったようです。こちらは大変レアなLittle Red Riding Hood(リトルレッドライディングフード/赤ずきんちゃん)の楽しいお話のイラストがプリントされたチャイルド用のマグカップで、角張った持ち手の付いた丸い本体には森の家に住んでいる病気のおばあさんにバスケットに入った焼き菓子と葡萄酒を届けにいく途中の道で出会った親切そうな悪いウルフ(オオカミ)とレッドライディングフードのイラストがレッドでデザインされていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、遠くにエントツから煙が上がっているおばあさんの家がデザインされているのも素敵です。また、底面の中央にはヘーゼル・アトラスグラス社のHAのエンボスはありませんが、ヘーゼル・アトラスグラス社の製品にはHAのエンボスがあるものとないものがあるようです。リトルレッドライディングフードはフランス人のCharles Perrault(シャルル・ペロー)が1697年に出版した「ペロー童話集」の中にありますが、1812年頃にドイツ人のグリム兄弟がチャイルド達のために可愛くリメイクしてから有名になったようです。歴史のあるヘーゼル・アトラスグラス社の大変レアな可愛いリトルレッドライディングフード・ミルクガラスマグカップです。

イラストに色褪せと剥がれがほとんどなく大変きれいです。その他、僅かな汚れなどありますが欠けやヒビはなくほとんど未使用で大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。