フランスでおそらく1910年代に製造された未使用のセルロイドと布地と厚紙製のブルーミオゾティス・ロココエヴァンタイユカルトポスタルです。こちらは超レアなEventail(エヴァンタイユ/扇子)が付いたCarte Postale(カルトポスタル/ポストカード)で、カルトポスタルの表面には淡いポープル(パープル)の毛足の長いヴルール(ベルベット)のような生地が貼られています。また、生地の上には六枚のイヴォワールー(アイボリー)のセルロイドで作られたエヴァンタイユがありますが、表面にはロココ調の優雅なオール(ゴールド)の飾り罫と沢山のブルーのミオゾティス(忘れな草)のお花がルリエフ(レリーフ)でデザインされていてエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、本体はロゼ(ピンク)のリュバン(リボン)でつながれているのも可愛いですね。また、要部分は銀メッキされた真鍮で作られていますが、淡いロゼのリュバンも結ばれています。また、カルトポスタルの裏面にはフランス語のCarte Postale以外にもドイツ語のPostkarte(ポストカルテ/ポストカード)などヨーロッパの様々な言語でポストカードと書かれているようです。また、エヴァンタイユは遠い昔にシノワ(チャイナ)からジャポン(ジャパン)に伝わったようですが、折りたたみができるエヴァンタイユはジャポンで発明されたようです。また、16世紀頃になるとポルトガル人がジャポンのエヴァンタイユをヨーロッパに伝えると王族や貴族の淑女達の間で大変流行してフランスでも独自に製作されるようになったようです。お気に入りのビスキュイプーペといっしょに飾るととても素敵な超レアなブルーミオゾティス・ロココエヴァンタイユカルトポスタルです。

イラストの発色が良くとてもきれいです。要部分に結ばれたリュバンに少し色褪せがあります。要に壊れはありません。その他、多少の傷みや汚れがありますが折れや破れや壊れはなく古いものにしてはとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。