ニューヨークで1858年にJohn McLoughlin Jr.(ジョン・マクローリン・ジュニア)と弟のEdmund McLoughlin(エドマンド・マクローリン)が創設したMcLoughlin Brothers Publishers(マクローリン・ブラザーズ出版社)が、おそらく1890年代に出版したDolly's Adventures(ドーリーズアドヴェンチャーズ/ドーリーの冒険)というタイトルの厚紙製のリトルレッドライディングフード・ドーリーズアドヴェンチャーズブックです。マクローリン・ブラザーズ出版社は、絵本やパズルやゲームや紙の人形などの出版で有名なようです。こちらは超レアなLittle Red Riding Hood(リトルレッドライディングフード/赤ずきんちゃん)のDolly(ドーリー/人形)のお話が書かれたブックで、本体は表紙を入れて16ページあり中ページのイラストはカラーが4枚でモノクロが11枚あります。また、表紙にはDolly's Adventuresのタイトルとブロンドヘアにレッドのライディングフードをかぶってブルーと白のエブロンドレスを着てバスケットを持ったリトルレッドライディングフードのイラストがダイカットでデザインされていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、裏表紙はリトルレッドライディングフードの後ろ姿のイラストがデザインされているのも素敵です。お話は「ドーリーは、マジョリー・ベルに見つけられました。ある誕生日に、可愛い子がベッドの足元にいたのでマージー(マジョリー)は、それを見て大喜びしました。そして、ドーリーはその夏の間ずっとマジョリー・ベルに可愛がられ何度も何度も着せ替えられて数え切れないほどの楽しい日々を過ごしました。でも、マジョリー・ベルはもう赤ちゃんではありませんでした。彼女の年齢はちょうど5歳で、お母さんは今こそ色んな事を学ばなくてはならないと言いました。その言葉に小さなマジョリーは涙を流しました。そして、しばらくすると彼女はそのことを理解しましたが、可哀想なドーリーはマジョリーが愚かでも賢くてもどうでもいいと思っていました。赤ずきんちゃんのドーリーはソファに一人で座っているのは退屈だったので、犬のジャッキーが欲しがるようにお皿にケーキを載せて両手で持っていました。そして、ドーリーは一日中考え続けましたが、ついに彼女は今週中に楽しい事を求めて冒険に出かけようと決心しました」と書かれていますが、この後勉強で忙しいマジョリーに遊んでもらえないドーリーはどんな冒険に出かけるのでしょうか。また、中ページにはNew York, McLoughlin Brothers Publishersの表示があります。リトルレッドライディングフードのちょっと変わったお話のマクローリン・ブラザーズ出版社の超レアなリトルレッドライディングフード・ドーリーズアドヴェンチャーズブックです。

イラストの発色が良くとてもきれいです。写真のように表紙のレッドライディングフード靴の部分が欠損していて軽い折れスジがあります。その他、少し傷みや汚れなどありますが折れや破れはなく状態が良くきれいで、Good Conditionです。