フランスでおそらく1930年代に販売促進用のスーヴニール(お土産)として作られた厚紙とコキーユ(シェル)とメタル製のアンジュ&ロゼローズ・スーヴニールエヴァンタイユです。こちらは超レアなパリにある香水の製造で有名なJean Giraud Fils(ジャン・ジローフィス)社の販売促進用のスーヴニールとしても使われていた厚紙製のエヴァンタイユ(扇子)で、本体にはロゼ(ピンク)のローズなどの沢山のお花に囲まれたアンジュ(天使)のイラストがデザインされていてエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、おそらく丸いコキーユとメタルのパイエット(スパンコール)も取り付けられていてキラキラと七色に光ってとても素敵です。また、本体には Depose(登録商標) Paris France(パリ、フランス)の表示もあります。また、要部分にはブルークレール(水色)のリュバン(リボン)が結ばれているのもオシャレです。また、裏面には162907とEchantillons(サンプル)と書かれているようです。エヴァンタイユはシノワ(チャイナ)からジャポンに伝わったようですが、折りたたみができるエヴァンタイユはジャポンで発明されたようです。また、16世紀頃になるとポルトガル人がジャポンのエヴァンタイユをヨーロッパに伝えると王族や貴族の淑女達の間で大変流行してフランスでも独自に製作されるようになったようです。それで、高級な香水を購入する淑女のお客様達にはこちらのようなエヴァンタイユのスーヴニールがとても喜ばれていたようです。フランスの有名なジャン・ジローフィス社のスーヴニールに使われていた超レアなアンジュ&ロゼローズ・スーヴニールエヴァンタイユです。

アンジュとローズのお花のイラストの発色が良く大変きれいです。その他、僅かな傷みやや汚れなどありますが折れや破れや壊れはなく大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。