フランスのリモージュから北西へ100kmほど行ったPoitiers(ポアティエ)の町にあるA. Guyot(ギュイヨ)という服飾店が、おそらく1920年に販売した厚紙にティッシュ(生地)が貼られたロゼクリザンテムティッシュ・アクセソワールボワットです。こちらは超レアなフタのあるおそらくアクセソワール(小物)などの収納用に作られた円柱形のボワット(ボックス)で、フタと本体にはイヴォワール(アイボリー)地におそらくロゼ(ピンク)のクリザンテム(菊)の花と淡いポーブル(パープル)のクレマティットゥ(クレマチス)のお花がデザインされたティッシュが貼られていていてエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、フタの上部のティッシュの下には綿が詰められているようで柔らかな触感がありとてもいい雰囲気です。また、フタの裏側にはギュイヨのお店のエティケット(ラベル)が貼られていてアンジュ(天使)達とローズのお花のアールヌーヴォーのアラベスク模様の飾り枠の中にはA. Guyot(ギュイヨ) Chemisier Chapelier(シュミジエ・シャプリエ) 28, Rue des Cordeliers, Poitiers(ポアティエの町のコルドリエ通り28番地)と書かれているようなので、ギュイヨのお店は婦人用のシュミジエ・シャプリエ(ブラウス)を多く販売していた服飾店のようです。また、フタの裏側には鉛筆でフランス語の文字が手書きで書かれていますが、。また、本体の底面はノワールの化粧紙が貼られていますが、95 cと書かれたエティケットも貼られているので当時の価格は95 Centimes(サンチーム)だったようです。クチュールボワット(裁縫箱)として使うととても使い勝手がいいようですが、アンティークの小物を仕舞うのにもとても便利です。また、当時のアクセソワールボワットは使いやすいだけでなく装飾品のように美しくてオシャレなのでお部屋にあるだけで素敵ですね。当時のパリに住むブルジョアのマドモアゼルやマダム達の気分でオシャレに使いたい素晴らしい一品です。

ティッシュに多少の色褪せがありますがとてもきれいです。中は汚れがほとんどなくとてもきれいです。底面の化粧紙に多少の傷みがありますが破れはなくとてもきれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますがティッシュの剥がれや壊れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。