フランスでおそらく1930年代頃に教会の結婚式などで新郎新婦に向かってアンファン(子供)達がローズの花びらをまくときに使われていたチュールドンテル&ロゼソワ・ロタンオジェフルールパニエです。こちらは超レアなロタンオジェ(ラタンの編み込み)で手作りされた円形のフルールパニエ(フラワーバスケット)で、本体には淡いロゼ(ピンク)の柔らかくて光沢のあるソワ(シルク)のような生地で覆うように縫い付けられています。また、中の底面はイヴォワールブランシュ(アイボリーホワイト)のチュールドンテル(レース)のリューシュ(フリル)で覆われたフカフカした棉の入った丸いクシネ(小さなクッション)で作られていますが、中央のロゼのローズのお花のコサージュがとても可愛いですね。また、本体の内側と底面のロゼのソワの生地の上はイヴォワールブランシュのチュールドンテルで覆われています。また、本体の側面の周りはエクリュ(生成り)のローズのお花模様のドンテルで覆われていますが、本体の上部の周りには同じローズのドンテルがリューシュのように縫い付けられていてとても素敵です。また、本体の上部のドンテルにはロゼのサテンのリュバン(リボン)と18世紀のロココ時代の優雅なロココ調のローズのお花のようなロゼパール(ペールピンク)とヴェール(グリーン)の二色のロココリュバンが付けられていてエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、本体の上部には持ち手の長いロゼのサテンのリュバンが取り付けられていていますが、底面の中央にも同じロゼのサテンのリュバン飾りが付けられていて大変凝った作りです。また、底面のフチにもローズのドンテルがリューシュのように縫い付けられていてとても可愛いですね。ドンテルやラン(リネン)類などを収納するのに便利ですが、お気に入りの小さなビスキュイプーベ(ビスクドール)やテディウルス(テディベア)を入れて飾ったりしても可愛いですね。工夫次第で楽しみがどんどん増えてきそうな1930年代のフランスのエレガントで可愛いくて素晴らしいチュールドンテル&ロゼソワ・ロタンオジェフルールパニエです。

ロタンオジェパニエは生地で覆われているので見ることはできませんが、気になる傷みはなさそうです。ロゼのソワとフートルとチュールドンテルとロココリュバンにほつれや破れはなく大変きれいです。持ち手のリュバンに切れはなくとてもきれいです。その他、僅かな傷みや汚れなどありますが大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。