フランスでおそらく1940年代に製造されたガラス製のミュゲ&ナルシス・ヴェール&カラフェアンサンブルです。こちらは超レアなおそらくフランスやヨーロッパ各地で昔から愛飲されている食後の消化を助けるエルブ(ハーブ)などのリキュールを飲むために製造されたおそらくこのシリーズで一番小さなVerre (ヴェール/グラス)が6個とCarafe(カラフェ/デカンター)のアンサンブル(セット)で、透明なガラスのヴェールとカラフェの本体には可憐なブランシュ(ホワイト)のMuguet(ミュゲ/スズラン)とNarcisse(ナルシス/スイセン)のお花がデザインされていてエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、琥珀色のリキュールを注ぐと可憐なブランシュのミュゲとナルシスのお花がさらに浮き上がりロマンチックな気分にさせてくれます。また、ヴェールの底面には製造会社名のVHFなどのエンボスがありますが、VHFについての詳しいことは良く分かりません。16世紀のシャルル9世の頃からフランスではミュゲの花を贈る習慣があるようですが、フランスではミュゲは幸福を呼ぶ花と言われているようです。また、ミュゲのお花のヴェールとカラフェのアンサンブルは多いですが、ミュゲとナルシスのお花のデザインのヴェールとカラフェのアンサンブルは大変珍しいですね。エレガントでオシャレなミュゲとナルシスのお花のデザインを見ているだけで幸せが沢山やって来そうな大変素晴らしい一品です。

ミュゲとナルシスのお花の彩色の発色が良く大変きれいです。写真のようにフタの裏側の三箇所に使用からの小さな浅い欠けがあります。その他、僅かな彩色の剥がれやキズや汚れなどありますが欠けやヒビはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。