パリで1836年にJacques Edouard Chauviere(ジャック・エドゥアール・ショーヴィエール)と彼の妻のLouise(ルイーズ)が創業したセーヌ川沿いのルーヴル美術館に近いパリで最も高級な地区の1区のサントノーレ通り412番地にあるAu Nain Bleu(オ・ナン・ブルー)という玩具店が、おそらく1930年代に製造したぬいぐるみのブランモヘア&ヴェールウイユ・シャトンです。オ・ナン・ブルーのお店はパリの貴族やブルジョワの子供達が玩具を買いに行く王室御用達のお店でパリで最も高級な玩具店のようです。また、グラミー賞を13回受賞して1980年代のアメリカのポピュラー音楽界の頂点に立ったムーンウォークで世界で大変有名なスーパースターの男性歌手のMJもオ・ナン・ブルーのお店の顧客だったようです。こちらは超激レアなロゼパール(ペールピンク)のリュバン(リボン)を首に結んだ高級なノワイエブラン(クルミブラウン)色のモヘアで作られた生まれたばかりのようなシャトン(子猫)で、大変珍しいつぶらなノワール(ブラック)と琥珀色の瞳とブランシュ(ホワイト)の目頭と目尻のヴェール(ガラス)のウイユ(目)とノワール(ブラック)の糸で刺繍されたお鼻の下のお口で優しくママン(マミー)を見つめながら微笑んでいるような表情がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。ほとんどのぬいぐるみのウイユはノワールと琥珀色などで丸く作られていますが、こちらのウイユは単純な円形ではなくてブランシュのヴェールで目頭と目尻まで作られていて大変凝った作りです。また、こちらのウイユがオ・ナン・ブルーのぬいぐるみの目の特徴のようです。また、ピンと立ったノワイエブランのフェートル(フェルト)の耳も可愛いです。また、体の中にはおそらく骨組みのワイヤーとヴィンテージの高級なテディウルス(ベア)と同じように木毛が詰められているようでお腹を押さえると木毛のザクザクした感触がありとても作りがいいようです。また、お尻のピンと上に立った長い尻尾も可愛いですね。また、布地のタグはありませんがタグは1950年代頃から付けられるようになりこの時代のぬいぐるみには厚紙製のハングタグが首に付けられていたようです。こちらはパリのブルジョワの子供達に可愛がられたシャトンのようですが、当時のパリのアパルトマンのお部屋の雰囲気で可愛く飾りたいパリの高級な玩具店の超激レアな大変素晴らしい価値ある一品です。

ノワイエブランのモヘアに抜けは少なくとてもきれいです。ガラスの目にキズはほとんどなく欠けやヒビもなく大変きれいです。お鼻とお口の刺繍に多少の傷みがありますが、ほつれや切れはなくとてもきれいです。写真のように胴体と足に小さな擦り切れからの破れがあります。リュバンに少し傷みや汚れがあります。その他、多少の傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。