ドイツで1880年にMargarete Steiff(マルガレーテ・シュタイフ)が創設したSteiff(シュタイフ)社が、おそらく1940年代と1950年代に製造したStofftier(シュトフティーア/ぬいぐるみ)のベービソニー&ムッターホッピーハーゼ・シュトフティーアゼッツです。1860年代頃にマルガレーテが二人の姉達と自宅の二階で洋裁店を始めましたが、1880年に甥や姪のために制作した小さなゾウのぬいぐるみが評判になり行列ができるほど売れたので洋裁店からぬいぐるみの製造会社に変えたことがシュタイフ社の始まりのようです。また、1900年頃に世界で初めてベアのぬいぐるみを製造したのはシュタイフ社のようです。こちらは大変レアな首にオラーンジェ(オレンジ)のシュライフェ(リボン)を結んだ1950年代のSonny(ソニー)という名前のベービ(ベビー)のハーゼ(野うさぎ)とエルフェンバインヴァイス(アイボリーホワイト)のシュライフェを結んだ1940年代のHoppy(ホッピー)という名前のムッター(ママ)のようなハーゼのヘルブラウン(タン)とドンケルブラウン(ダークブラウン)の高級なモヘアで作られたシュトフティーアのゼッツ(セット)で、ソニーのベービハーゼはつぶらなシュヴァルツ(ブラック)と琥珀色のプラスチックの目とローザ(ピンク)の糸で刺繍されたお鼻とお口で耳をピンと立てて楽しそうにムッターハーゼを見ています。また、ホッピーのムッターハーゼはつぶらなシュヴァルツ(ブラック)と琥珀色のガラスの目とローザの糸で刺繍されたお鼻とお口で耳をねかせてベービハーゼを見つめながら優しく微笑んでいる姿がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、ムッターハーゼの耳の内側は淡いローザのフェルトで作られていますが、ベービもムッターもお尻の小さな丸い尻尾がとても可愛いですね。また、二体とも頭と前脚と後脚はジョイントではありませんが、体の中にはおそらく木毛が詰められているようなので押すとザクザクした硬い感触もあります。また、左の耳には銀色のクノップフ(ボタン)が付いていてSteiffのエンボスがあります。また、ソニーのゲルブ(イエロー)の布タグの表面にはOriginal Steiff 2990/10 Made in Germany、ホッピーのゲルブの布タグの表面にはOriginal Steiff 317,00 Made in Germanyの表示があります。ドイツの深い森の中で楽しそうに暮らしていそうな大変可愛いベービソニー&ムッターホッピーハーゼ・シュトフティーアゼッツです。

プラスチックの目にキズはほとんどなく欠けやヒビも大変きれいです。ガラスの目に僅かな擦れからのキズがありますが欠けやヒビはなくとてもきれいです。モヘアに抜けはほとんどなく大変きれいです。お鼻とお口の刺繍に切れはなくとてもきれいです。ソニーのシュライフェはおそらく古い時代に後から付けられたもので多少の傷みがありますが切れはなくきれいです。ホッピーのシュライフェはオリジナルで多少の傷みがありますが切れはなくきれいです。その他、多少の汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。