フランスでおそらく1900年代にシフォンの生地とチュールドンテル(レース)で作られたイヴォワールブランシュシフォン&チュールドンテル・プーペローブです。こちらは大変レアなフランスのジュモーやドイツのアルマン・マルセイユなどのビスキュイプーペ用にシフォンの生地とチュールドンテルで手作りされたイヴォワールブランシュ(アイボリーホワイト)のサン・マンシュ(ノースリーブ)のローブ(ドレス)で、ローブのタイユ(ウエスト)の切り返し部分にはフロンス(ギャザー)が寄せられていて下部の方にはつまみ縫いした縫いひだが付けられていてとても素敵です。また、襟ぐりと裾にはローズやミオゾティス(忘れな草)のお花や葉や蕾やポワ(水玉)模様などがブロデル(刺繍)されたチュールドンテルが縫い付けられていてエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、後ろ身頃は二つのコキーユ(シェル)のブトン(ボタン)で留めるようになっています。このままサントル(ハンガー)に掛けて飾ったり、お気に入りのプーペ(ドール)に着せてみても可愛くて楽しいですが、見ているだけで当時のオシャレなパリの子供部屋の優しい雰囲気が漂ってきそうな繊細で可愛くて美しいイヴォワールブランシュシフォン&チュールドンテル・プーペローブです。

ローズとミオゾティスのチュールドンテルがとてもきれいです。写真のように小さな破れが古い時代に糸で修理されています。その他、多少の傷みや色褪せや汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。