フランスにある菓子店が、1960年代に製造したボンボン(お菓子)が入っていた厚紙製のロゼ＆イヴォワールポワ・ドラジェボワットです。Dragee(ドラジェ)はアマンド(アーモンド)やショコラ(チョコレート)などを糖衣で包んだボンボンのようで南フランスのプロヴァンス地方で多く製造されているようです。こちらは大変レアなおそらくべべ(ベビー)が誕生したお祝いの品として製造されたDragees Boite(ドラジェボワット/糖衣菓子ボックス)で、フタと本体はロゼパール(ペールピンク)地にイヴォワール(アイボリー)のポワ(水玉模様)がデザインされた化粧紙が貼られていますが、まるで太鼓(たいこ)や鼓(つづみ)のようなフォルムに作られていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、フタのフチには木綿のブランシュ(ホワイト)のドンテル(レース)飾りが付けられていますが、本体はロゼのリュバン(リボン)で結ばれているのも素敵です。また、本体の側面ははプリエ(ひだ)飾りのように化粧紙が貼られていてとても凝った作りです。また、フタには名前のNathalie(ナタリー)と3 Fevrier 1967の文字がオール(ゴールド)の高価な箔押してでデザインされていますが、おそらく1967年の2月3日に生まれたナタリーちゃんのお祝いの贈答品として作られたもののようです。今から56年前に可愛いべべの誕生のお祝いに作られた大変素敵なロゼパール＆イヴォワールポワ・ドラジェボワットです。

リュバンは結びをほどかずにずらして外した後元に戻しています。ロゼパールとイヴォワールの化粧紙の発色が良くとてもきれいです。写真のようにフタと本体の中の敷き紙に少し破れと仕切りの厚紙に多少の糖衣の付着がありますがフタと本体はとてもきれいです。本体の側面のプリエに多少の凹みがあります。その他、多少の傷みや色褪せや汚れなどありますが破れや壊れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。