フランスにあるB.B.社がおそらく1920年代から1930年代にチェコスロバキアで製造したホウロウ製のローズギルロンド・スファンクスエリートカフェポです。B. B.社はフランス人の兄弟がオーストリアでホウロウ製品の製造販売を始めたB. F.社が始まりで、その後チェコスロバキアやフランスで製造するようになり社名をB. B.社と改称したようです。こちらは超レアなSphinx Elite(スファンクスエリート/選び抜かれたスフィンクス)シリーズの中央部分が高く盛り上がったフタの付いたCafe(カフェ/コーヒー)を入れるためのポ(ポット)で、爽やかなブランシュ(ホワイト)地にブルーのエンボスストライプの柄とブルーのCafeのカーシヴ書体のロゴと可愛いロゼのローズのギルロンド(ガーランド/花飾り)のパターンがデザインされていてエレガントでオシャレでとてもいい感じです。また、ロゴは右に傾いたイタリック体ではなくて真っ直ぐたった立体のカーシヴ書体で、ロゴの周りの枠も吹き出しではなくて四角い枠でとても珍しいですね。また、底面にはフランス語でSphinx EliteとB. B.社のマークとフランス語のTchecoslovaquie(チェコスロバキア) 17651の表示があります。当時のチェコスロバキアの首都は東欧のパリと呼ばれるほど美しい町並みのプラハ(現在のチェコ共和国の首都)ですが、チェコスロバキアはヨーロッパの中でもドイツに負けないくらい製造技術が高かったようです。また、ホウロウ製品や磁器製品の製造技術も高かったのでB. B.社の製品はチェコスロバキアで多く製造されていたようです。さすがにフランスやチェコスロバキアのホウロウ製品は昔からデザインクオリティーが高くホウロウの剥がれやサビがあってもエレガントな雰囲気はすたれないですね。チェコスロバキアからフランスに輸出された選び抜かれたクオリティーの高いスファンクスエリートシリーズの超レアなローズギルロンド・スファンクスエリートカフェポです。

ローズのイラストに色褪せがほとんどなく発色が良く大変きれいです。フタのフチと下部に多少のウロウの剥がれた部分にサビ止めのブランシュの塗料がとてもきれいに塗られています。中はホウロウの剥がなく大変きれいです。その他、僅かなキズや汚れなどありますがサビはなく大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。