フランスでおそらく1930年代にスーヴニール(お土産)として製作されたデッドストックの厚紙製のミュゲ&ヴィオレット・スーヴニールエヴァンタイユです。こちらは超レアなおそらくパリなどの旅行のスーヴニールとして作られた厚紙製のエヴァンタイユ(扇子)で、クレーム(クリーム)色の本体には白いミュゲ(スズラン)のお花とスミレ色のヴィオレット(スミレ)のお花がデザインされていてエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、教会の見える雪道を馬に乗って行くムッシュのイラストがデザインされているのも素敵です。また、周りには沢山のロゼ(ピンク)の一重のローズのお花がデザインされています。また、本体にはヴェール(グリーン)の糸を組み編みしたようなブトン(ボタン)が六つ付けられていて大変凝った作りです。また、要部分にはブランフォンセ(ダークブラウン)とオール(ゴールド)の組紐のフランジュ(フリンジ)が付けられていてとてもオシャレです。また、イラストは全て特色インクを使った高価な石版印刷で刷られているのでイラストの発色が良く大変きれいです。エヴァンタイユはシノワ(チャイナ)からジャポンに伝わったようですが、折りたたみができるエヴァンタイユはジャポンで発明されたようです。また、16世紀頃になるとポルトガル人がジャポンのエヴァンタイユをヨーロッパに伝えると王族や貴族の淑女達の間で大変流行してフランスでも独自に製作されるようになったようです。見ているだけで当時のフランスのオシャレな雰囲気が漂ってきそうな超レアなミュゲ&ヴィオレット・スーヴニールエヴァンタイユです。

グイラストの発色が良く大変きれいです。その他、傷みや汚れはほとんどなく折れや破れや壊れはなくデッドストックの美品で大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。