フランスで1930年代から1940年代頃のジュモーやシモン&ハルビッヒなどのビスキュイプーペ(ビスクドール)用の小物を使っておそらく1940年代の終わり頃に作られたほとんどデッドストックのパニエブロッシェ・プーペアクセスソワー12アンサンブルです。こちらは超レアなロゼ(ピンク)の台紙に細いカウチュ(ゴム)紐と紐で留められたPoupee Accessoires(プーペアクセスソワー/ドールアクセサリー)の12個のアンサンブル(セット)で、台紙の上部にはノワール(ブラック)でアラベスク模様の飾り罫とHaute Nouveaute Paris(パリの優れた新商品)の文字がデザインされています。また、台紙には左上から真鍮に金メッキされたパニエ(バスケット)のBrosche(ブロッシェ/ブローチ)がありますが、本体はルージュ(レッド)とロゼ(ピンク)とブルーとブルーパール(ペールブルー)とヴェール(グリーン)とヴェールパール(ペールグリーン)にキラキラと美しく光るおそらくガラス製の宝石が付けられていて大変素敵です。また、その下にはおそらく磁器製のヴェールパールにロゼのお花がデザインされた大変凝った作りのChapeau Epingle(シャポーエパングルハットピン)がありとてもオシャレです。また、その横にはおそらく銀メッキされた真鍮製のジェジュ・クリ(イエス・キリスト)が張り付けられたとても凝ったデザインの十字架のTete Pendentif(テットパンダンティフ/ペンダントヘッド)があります。また、その横には楽しそうに踊っている二人のアンジュ(天使)がデザインされたEcran(エクラン/団扇)がありますが、裏面はブルーグリ(ブルーグレー)地に十字模様デザインされていてとても素敵です。また、エクランの周りはオールで縁取りされていますが、パールヴェールグリ(ペールグリーングレー)のリュバン(リボン)とブラン(ブラウン)の紐が結ばれたセルロイドの持ち手にはアラベスク模様のエンボスがあり大変凝った作りです。また、その下にはイヴォワール(アイボリー)のセルロイドの輪っかに付けられた真鍮製のシゾー(ハサミ)のChatelaine(シャトレーヌ)の小物があります。また、その下には雲の上で片肘をついて物思いに耽っているアンジュがルリエフ(レリーフ)でデザインされたトール(ティン)製のDecoration(デコラシオン/飾り物)がありますが、裏面の中央にはヴィス(ネジ)が付けられているので木製の物に簡単に取り付けることができます。また、左端には真鍮製のリュバンが結ばれたクローヌ・ドゥ・フルール(リース)のデコラシオンがあります。また、その下には真鍮に銀メッキされた16個のキラキラと光るディアマントシュニット(ダイヤモンドカット)されたような丸い装飾が付けられたBoucle(ブークレ/バックル)がありとてもオシャレです。また、ルージュのコクリコ(ヒナゲシ)のお花が咲いて鳥が飛んでいる灯篭のある日本画のような雰囲気でデザインされた当時は大変人気のあったジャポニスムのエヴァンタイユ(扇子)のChromos(クロモ)、ブルーとロゼの花束を持って空を飛んでいるブルーのローブ(ドレス)を着たアンジュのクロモ、聖書を持って空を飛んでいるロゼのローブを着たアンジュのクロモ、花束を肩に背負って空を飛んでいるロゼのローブを着たアンジュのクロモが貼られていてどれもデザインクオリティーが高くてエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、台紙の下部にはFrance(フランス)とDeposee(登録商標)の表示があります。こちらはおそらくパリにあるビスキュイプーペ(ビスクドール)を販売しているお店が、ビスキュイプーペの小物を見繕って制作して販売していたもののようですが、フランスのジュモーやなどのビスキュイプーペは大変作りが良くて高額なので、そのビスキュイプーペが持つアクセスソワーも本物のように大変凝った作りのものが多いのですね。お気に入りのビスキュイプーペと飾りたい超レアな大変素晴らしい一品です。

エクランのイラストの発色が良く大変きれいです。クロモに多少の傷みがありますが発色が良くとてもきれいです。台紙に多少の傷みがありますが折れや破れはなくとてもきれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますが欠けや壊れはなく大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。