フランスで1920年代から1940年代頃のジュモーやシモン&ハルビッヒなどのビスキュイプーペ(ビスクドール)用の小物を使っておそらく1940年代の終わり頃に作られたほとんどデッドストックのメダイヨン・ポルト・フォト・プーペアクセスソワー9アンサンブルです。こちらは超レアな台紙に細いカウチュ(ゴム)紐と紐で留められたPoupee Accessoires(プーペアクセスソワー/ドールアクセサリー)の9個のアンサンブル(セット)で、コクリコ(ヒナゲシ)のお花がアールヌーヴォーでデザインされた台紙には、フランスで1877年に創設された有名なCosmydor(コスミドール)社のEau de Toilette(オー・ド・トワレ)のマダムが描かれたアフィッシュ(ポスター)のChromos(クロモ)が貼られていますが、当時のコスミドール社の製品は1836年にフランスのニースで生まれた有名な画家のJules Cheret(ジュール・シェレ)がアフィッシュを制作していたようです。また、この時代のフランスではトゥールーズ・ロートレックのアフィッシュが有名ですが、ジュール・シェレのアフィッシュもフランスらしくてとても素敵ですね。また、左上から真鍮に銀メッキされた10個のキラキラと光るディアマントシュニット(ダイヤモンドカット)されたお花のようなフォルムの装飾が付けられたBouton(ブトン/ボタン)があります。また、その横には頭にオランジュ(オレンジ)のフラール(スカーフ)をかぶって傘を差しているフィーユ(少女)のクロモが入れられた真鍮製のMedaillon Porte Photo(メダイヨン・ポルト・フォト/ロケットペンダント)がありますが、フタにはお花などのアラベスク模様がエンボスでデザインされていてとてもオシャレですね。また、その横にはお庭でルージュ(レッド)のリュバン(リボン)の付いたシャポー(帽子)をかぶってルージュのローブ(ドレス)を着たマドモアゼルがデザインされたEcran(エクラン/団扇)がありますが、裏面には山高帽をかぶった紳士のムッシュがデザインされていてとても素敵です。また、エクランの周りはオールで縁取りされていますが、セルロイドの持ち手にはルージュのリュバンとブラン(ブラウン)紐が結ばれていて大変凝った作りです。また、その下には銀メッキされ真鍮にキラキラと光るおそらくガラス製のディアマントシュニット(ダイヤモンドカット)された宝石が沢山付けられた豪華なCollier(コリエ/ネックレス)がありますが、淡いロゼ(ピンク)のリュバンが結ばれていてとてもオシャレです。また、左端にはおそらく美しい白蝶貝と真鍮で作られたオシャレなBoucle(ブークレ/バックル)があります。また、その下にはおそらく磁器製のルージュにロゼ(ピンク)のお花がデザインされた大変凝った作りのChapeau Epingle(シャポーエパングルハットピン)がありとてもオシャレです。また、その下にはおそらく麦わらで編まれたPanier(パニエ/バスケット)があります。また、その横にはオシャレなエティケット(ラベル)が貼られてルージュのリュバンが結ばれたガラス製の香料を入れるFlacon(フラコン/ピンボトル)がありますが、どれもデザインクオリティーが高くてエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。こちらはおそらくパリにあるビスキュイプーペ(ビスクドール)を販売しているお店が、ビスキュイプーペの小物を見繕って制作して販売していたもののようですが、フランスのジュモーやなどのビスキュイプーペは大変作りが良くて高額なので、そのビスキュイプーペが持つアクセスソワーも本物のように大変凝った作りのものが多いのですね。お気に入りのビスキュイプーペと飾りたい超レアな大変素晴らしい一品です。

エクランのイラストの発色が良く大変きれいです。クロモに多少の傷みがありますが発色が良くとてもきれいです。台紙に多少の傷みがありますが折れや破れはなくとてもきれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますが欠けや壊れはなく大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。