フランスでおそらく1900年代のベル・エポック時代に有名なボン･マルシェ百貨店などで販売されていたLes Parures de Mariees(レ・パリュール・ドゥ・マリエ/花嫁達の装飾セット)という商品名のボワット(ボックス)付きのレ・パリュール・ドゥ・マリエ・3アンサンブルです。Belle Epoque(ベル・エポック/素晴らしい時代)は19世紀末から第一次世界大戦が勃発した1914年までのパリがとても繁栄した華やかな時代のことで、産業革命が進みボン・マルシェ百貨店が開店してパリ万国博覧会も開催された素晴らしい時代のことのようです。こちらはパリの素晴らしい時代に作られた超レアなおそらくマリアージュ(結婚式)用に制作されたCouronne de Fleur(クローヌ・ドゥ・フルール/花冠)とCeinture de Fleur(サンテュール・ドゥ・フルール/フラワーベルト)の3個のアンサンブル(セット)で、ブルークレール(水色)ののボワットのフタにはブランシュ(ホワイト)とオール(ゴールド)でミルト(銀梅花)のお花のイラストとリオン(ライオン)の紋章とLes Parures de Marieesの文字がエンボスでデザインされていてとても素敵です。また、ボワットの中のブランシュ(ホワイト)の薄葉紙の中にはイヴォワールブランシュ(アイボリーホワイト)のおそらくソワ(シルク)のリュバン(リボン)が巻かれて丸く曲げられたヴィス(ワイヤー)製の本体に、イヴォワールブランシュのフルールペップ(フラワーペップ)の花芯の付いたおそらくブランシュのレーヨンの生地で作られたアマンド(アーモンド)のお花とベージュのシーレ(ワックス)で作られたミルト(銀梅花)のお花と蕾とブランシュのチュールドンテル(レース)が付けられたクローヌ・ドゥ・フルールがありますが、ヴィスの先端にはイヴォワールブランシュのカウチュ(ゴム)が付けられています。また、イヴォワールブランシュのおそらくソワのリュバンが巻かれて丸く曲げられたヴィス製の本体に、イヴォワールブランシュのおそらくオーガンジーの生地で作られたリューシュ(フリル)飾りのように作られたチュールドンテルとイヴォワールブランシュの花芯の付いたローズのお花が付けられたクローヌ・ドゥ・フルールがありますが、ヴィスの先端にはイヴォワールブランシュのカウチュ(ゴム)が付けられています。また、イヴォワールブランシュのおそらくソワの生地で三つ編みされたリュバンにイヴォワールブランシュのオーガンジーの生地で作られたローズのお花が14個付けられたサンテュール・ドゥ・フルールがありますが、本体の端には包みブトン(ボタン)に留められたリュバン(リボン)とメタル製の留め具が付いていますが、どれもエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。フランスでは生地やパピエ(紙)で制作されたパリュール(装飾)品などは大変人気がありますが、花のパリといわれているようにフランス人は昔からお花をモチーフにした小物が大好きなようですね。ドンテル(レース)といっしょにパニエ(バスケット)などに入れて飾ったり、工夫次第でお部屋が当時の華やかなパリのような雰囲気に包まれてしまいそうな大変素晴らしい価値ある一品です。

クローヌ・ドゥ・フルールとサンテュール・ドゥ・フルールに多少の傷みがありますが破れや壊れはなくとてもきれいです。写真のようにボワットの角の三箇所の破れがとてもきれいに修理されています。その他、多少の傷みや汚れなどがありますがとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。