フランスでおそらく1910年代にドゥモアゼル・ドヌール(花嫁介添人)の髪飾り用にエクリュ(生成り)のオーガンジーの生地とヴィス(ワイヤー)などで制作されたCorsage(コサージュ)付きのドゥモアゼル・ドヌール・クローヌ・ドゥ・フルールです。こちらは大変レアなおそらくマリアージュ(結婚式)のドゥモアゼル・ドヌールのフィーユ(少女)達が頭にかぶっていたCouronne de Fleur(クローヌ・ドゥ・フルール/花冠)で、イヴォワールブランシュ(アイボリーホワイト)のパピエ(ペーパー)と木綿の紐が巻かれた丸く曲げられたヴィスには繊細なブランシュ(ホワイト)のオーガンジーの生地で作られた可憐なローズのお花が取り付けられていてエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、花芯部分はブランシュの綿で作られています。また、コサージュはヴィスにおそらくイヴォワールブランシュのソワ(シルク)のリュバンが巻かれていますが、本体にはベージュのシーレ(ワックス)で作られたミルト(銀梅花)のお花とブランシュの蕾とブランシュのチュールドンテル(レース)が付けられていてとても素敵です。フランスでは生地やパピエで制作されたクローヌ・ドゥ・フルールは大変人気がありますが、花のパリといわれているようにフランス人は昔からお花をモチーフにした小物が大好きなようですね。ドンテルといっしょにパニエ(バスケット)などに入れて飾ったり、工夫次第でお部屋が当時の華やかなパリのような雰囲気に包まれてしまいそうな大変素敵な一品です。

お花に色焼けはほとんどなく大変きれいです。その他、多少の傷みや汚れなどがありますが破れや壊れはなく大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。