フランスでおそらく1940年代に木綿のティッシュ(生地)で製作されたブルー&ブランシュポワローブ・フィーユティッシュプーペです。こちらは大変レアな亜麻色の毛糸の髪を三つ編みのお下げにして柔らかなオーガンジーのブランシュ(ホワイト)地にブルーのポワ(水玉)模様のローブ(ワンピース)を着たフィーユ(少女)のTissu Poupee(ティッシュプーペ/クロスドール)で、ブルークレール(水色)とノワール(ブラック)の糸で刺繍された大きなつぶらな瞳とルージュ(レッド)のの糸で刺繍された小さなお口で優しく微笑んでいる姿がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、淡いブラン(ブラウン)の糸で刺繍された左右の耳も可愛いですね。また、袖はマンシュブッフォン(パフスリーブ) で作られているのも可愛いですが、ブランシュの柔らかなオーガンジーのティッシュの襟の正面にはオール(ゴールド)のブトン(ボタン)が付けられているのもオシャレです。また、マンシュブッフォンの肩の部分にはブランシュの柔らかなオーガンジーのティッシュで天使の羽のようなリューシュ(フリル)飾りが付けられていてとても素敵です。また、ローブの裾にもブランシュの柔らかなオーガンジーのティッシュのリューシュ飾りが付けられているのも可愛いですね。また、ローブの下にはブランシュの裾にドンテル(レース)飾りの付いたシュミーズとキュロット(ショーツ)がつながった下着を着ています。また、ローブは背中の二箇所のアグラフ(ホック)で留めるようになっています。また、シュミーズは肩の二箇所にアグラフが付けてありとても作りがいいようです。体の中にはカポック(パンヤノキの綿毛)のようなものが詰められているようです。また、胴体と腕と脚は紐でジョイントされているので椅子に座ったり色々なポーズが楽しめます。また、この時代のティッシュプーペには布タグがないので首に厚紙製のタグが付けられていたようです。見ているだけでフィーユのティッシュプーペのアンニュイな眼差しに気持ちが優しく癒されてしまいそうなパリジェンヌのような大変可愛い一品です。

顔の刺繍に色褪せはほとんどなくほつれや切れはなく発色が良くとてもきれいです。毛糸の髪に色褪せや傷みはほとんどなくとてもきれいです。写真のようにローブの正面のオールのブトンから下へ36ミリ位の破れがとてもきれいに縫われています。向かって左側の肩のオーガンジーのリューシュ飾りに少し擦り切れからの破れがあります。ローブに色褪せは少なく多少の擦り切れはありますがほつれや破れはなくとてもきれいです。シュミーズとキュロットの下着にほつれや破れはなく大変きれいです。ジョイントに壊れはありません。その他、多少の傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。