バリから南東へ100kmほど行ったオーブ県にあるサン・マール・アン・オットの町にあるC. Bruley(ブリュレ)というおそらく書店が、1900年代に販売促進用に制作したデッドストックの厚紙製のシャトンクロモ・カランドリエリーブルです。こちらは超レアな1901年用の表紙を入れて20ページある小さなCalendrier Livre(カランドリエリーブル/カレンダーブック)で、本体の表紙には1901の銀箔のエンボスとルージュフォンセ(ダークレッド)のリュバン(リボン)を首に結んだシャトン(子猫)がクロモでデザインされていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、シャトンのクロモは全て特色インクを使った高価な石版印刷で刷られているので発色が良く大変きれいです。また、裏表紙はシャトンの後ろ姿がクロモでデザインされているのも可愛いですね。また、本体の最初のページにはCalendrier(カランドリエ/カレンダー) 1901 C. Bruley, St Mards en Othe(サン・マール・アン・オット)と書かれています。また、次のページにはFetes Mobiles(フェットモビール/移動祝日) Septuagesime : 3 Fevrier(カトリックの七旬節 : 2月3日) Cendres : 20 Fevrier(聖灰日 : 2月20日) Paques : 7 Avril(イースター: 4月7日) Rogations : 13, 14 et 15 Mai(聖マルコの祝日 : 5月13日、14日と15日) Ascension : 16 Mai(キリスト昇天祭 : 5月16日) Pentecote : 26 Mai(聖霊降臨の主日 : 5月26日) Trinite : 2 Juin(三位一体の祝日 : 6月2日) Fete-Dieu : 6 Juin(キリストの聖体の祭日 :6 月 6 日)などの移動祝日の表示があります。また、その次からは1月1日から12月31日までのカランドリエがデザインされていますが、一年間の全ての日にPurification(聖母マリアの清めの祝日)などのその日が何の日かが書かれていて大変凝った作りです。シャトンの可愛い表紙を見ているだけで気持ちが優しく癒されてしまいそうですが、124年もの長い間大切に保存されていた大変素晴らしい一品です。

シャトンのクロモの発色が良く大変きれいです。大変古いものなので中綴の針金にサビがあります。その他、傷みや汚れはほとんどなく折れや破れはなく美品で大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。