1904年にパリでフランソワ・コティが創設したコティ社が、おそらく1960年代に製造したMuguet des Bois(ミュゲ・デ・ボア/森のスズラン)という商品名のPoudre de Toilette(プードル・ドゥ・トワレ/化粧パウダー)がおそらく2.29オンス(約65g)入っていた厚紙製のロゼ&オールミュゲ・プードル・ドゥ・トワレボワットです。こちらは超レアなロゼ(ピンク)のフタの付いた円柱形のBoite(ボワット/ボックス)で、フタにはブルーパール(ペールブルー)のリュバン(リボン)で結ばれた白いMuguet(ミュゲ/スズラン)のブーケとオール(ゴールド)のミュゲのパターンがエンボスでデザインされていてエレガントでオシャレでとてもいい感じです。また、本体の正面にはMuguet des Bois, Coty, New York・Paris, Net Wt. 2.29 ozs.の表示がオール色でデザインされているのも素敵ですね。また、側面にはオールのミュゲのパターンとAir Spun(エアースパン) Face Powderの表示があります。また、ロゼの底面にはCoty New York(ニューヨーク) Paris(パリ) Air Spun(エアースパン) Au Parfum Muguet des Bois(森のスズランの香りの化粧パウダー)などの表示がブルーでデザインされているのもオシャレです。また、本体の内側の底面には淡いグリ(グレー)のプラスチックの補強材が入れてあり大変しっかりとした作りです。ジャパンでは「トイレット」はあまりいいイメージはありませんが、当時のオールドイングリッシュでは「化粧」の意味でイメージは良くなりフランス語の「トワレ」になるともっとオシャレに聞こえるのが不思議ですね。とても凝った作りの当時から高級品だったコティ社のボワットですが、ミュゲの花やリュバンの形が違うデザインがあるので色々とコレクションしたいですね。デザインクオリティーの高いミュゲのプードル・ドゥ・トワレボワットはコレクターズアイテムに相応しい大変美しい一品です。

ミュゲのイラストの発色が良く大変きれいです。中は汚れがほとんどなくとてもきれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますが破れや壊れはなく大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。