パリで1836年にJacques Edouard Chauviere(ジャック・エドゥアール・ショーヴィエール)と彼の妻のLouise(ルイーズ)が創業したセーヌ川沿いのルーヴル美術館に近いパリで最も高級な地区の1区のサントノーレ通り412番地にあるAu Nain Bleu(オ・ナン・ブルー)という玩具店が、おそらく1940年代の終わり頃に製造したぬいぐるみのイヴォワールブランシュ&ブルーウイユ・シオです。オ・ナン・ブルーのお店はパリの貴族やブルジョワの子供達が玩具を買いに行く王室御用達のお店でパリで最も高級な玩具店のようです。また、グラミー賞を13回受賞して1980年代のアメリカのポピュラー音楽界の頂点に立ったムーンウォークで世界で大変有名なスーパースターの男性歌手のMJもオ・ナン・ブルーのお店の顧客だったようです。こちらは超レアなオリジンヌ(オリジナル)のブルーのリュバン(リボン)を首に結んだイヴォワールブランシュ(アイボリーホワイト)のレーヌ(ウール)で作られたChiot(シオ/子犬)で、大変珍しいつぶらなノワール(ブラック)とブルーの瞳とブランシュ(ホワイト)の目頭と目尻のガラスのウイユ(目)とルージュブラン(レッドブラウン)の糸で刺繍されたお鼻の下のお口で優しくママン(マミー)を見つめながら微笑んでいるような表情がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。垂れ下がった耳とお尻の小さな尻尾も可愛いですね。また、ほとんどのぬいぐるみの目はノワールと琥珀色で丸く作られていますが、こちらの目は単純な円形ではなくてブランシュのヴェールで目頭と目尻まで作られていて大変凝った作りです。また、こちらの目がオ・ナン・ブルーのぬいぐるみの目の特徴のようです。また、頭と胴体と脚がジョイントではありませんが、体の中は全て硬い木毛が詰められているようなので押すとザクザクとした触感があります。また、Au Nain Bleu, 406a 412. Rue St Honore Paris (パリのサントノーレ通り412番地)の表示がある布地のタグは欠損しているか元から付いていないようです。こちらはパリのブルジョワの子供達に可愛がられたシオのようですが、当時のパリのアパルトマンのお部屋の雰囲気で可愛く飾りたいパリの高級な玩具店の超レアな素晴らしい価値ある一品です。

イヴォワールブランシュのレーヌに抜けはほとんどなくとてもきれいです。ガラスの目にキズや欠けやヒビはなく大変きれいです。お鼻とお口の刺繍にほつれや切れはなくとてもきれいです。リュバンはオリジンヌで多少の傷みがありますが破れはなくとてもきれいです。写真のように右の前足に小さな擦り切れが一箇所あります。布タグは欠損しているか元から付いていないようです。その他、多少の傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなく大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。