フランスでおそらく1900年代にビスキュイプーペ(ビスクドール)用に製作されたフェール(鉄)と布製のイヴォワールフェール・プーペヴァルダキャンベルソーです。こちらは超レアなプーペ(ドール)用のイヴォワール(アイボリー)のBaldaquin(ヴァルダキャン/天蓋)の付いたLit(リ/ベッド)で、イヴォワールに塗装された本体は19世紀末から20世紀初頭に流行ったアールヌーヴォーの曲線的なデザインで作られています。また、本体のテット(頭)とピエ(足)とカードルラテラル(サイドフレーム)部分にはフェールがツタのように曲げられたアラベスク模様でデザインされていて豪華でエレガントでオシャレでとてもいい感じです。また、床の部分もしっかりと作られていてマトゥラも置きやすくてとてもいいですね。また、4本のフェールの脚は先端が猫足のように丸めて作られているのも可愛いですね。また、本体のテット(頭)側にはヴァルダキャン用の支柱があり丸まった支柱の先にはブランシュ(ホワイト)のアラベスク模様のドンテル(レース)のリュバン(リボン)とお花模様の長く垂れ下がったリドー(カーテン)が取り付けられていてロマンチックでとても素敵ですね。また、本体にはおそらくジェルブラ(ガーベラ)のお花の刺繍がぬて付けられた淡いソモンロゼ(サーモンピンク)のサタン(サテン)の生地で作られたオレイエ(枕)とお花模様の淡いロゼの木綿の生地で作られたオレイエと敷布団とロゼ(ピンク)の木綿の生地のクヴェール(カバー)が掛けられた厚手のしっかりとしたマトゥラ(マットレス)も付属しているのが嬉しいですね。また、収納するときには簡単に折りたためるのも良いですね。この当時のプーペ用のヴァルダキャンリは玩具会社の大量生産ではなくて町の腕のいい鍛冶屋や玩具工房が特注で製作していたようなのでとても作りがいいですね。ビスキュイプーペやテディウルス(テディベア)といっしょに飾るととても素敵な一世紀以上も前にフランスで製作された豪華でエレガントでオシャレな大変素晴らしい価値ある一品です。ビスキュイプーペ以外にも小さなテディウルス(テディベア)などを寝かせてあげてもとても可愛いですが、プーペ用の家具などといっしょに飾るともっと世界観があって可愛くなりそうですね。可愛いプーペヴァルダキャンベルソーリは見ているだけでロマンチックな気分にさせられてしまいそうな大変素晴らしい一品です。(ヴァルダキャンリの中にあるオレイエが2個と敷布団とマトゥラは全て付属します)

イヴォワールの塗装に少し剥がれがありますが貫禄があってとてもいい雰囲気です。写真のように天蓋のリドーに小さな擦り切れが三箇所ありますがほとんど目立たなくとてもきれいです。オレイエと敷布団とマトゥラはおそらく1950年代から1960年代の物のようでほつれや破れはなく大変きれいです。その他、多少の傷みやキズや汚れなどありますががサビはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。