フランスで1910年代から1940年代頃のジュモーやシモン&ハルビッヒなどのビスキュイプーペ(ビスクドール)用の小物を使っておそらく1940年代の終わり頃に作られたほとんどデッドストックのフィーユティッシュプーペ・プーペアクセスソワー11アンサンブルです。こちらは超レアなブルーパール(ペールブルー)の台紙に細いカウチュ(ゴム)紐と紐で留められたPoupee Accessoires(プーペアクセスソワー/ドールアクセサリー)の10個のアンサンブル(セット)で、台紙の左上から王冠とアラベスク模様の飾り罫とリュバン(リボン)のあるおそらく1866年にルーマニア国王になったカロル1世のメタルに金メッキされたBroche(ブローチ/ブロッシュ)がありますが、リュバンにきNimic Fara Dumnezeuとルーマニア語で書かれているようですが、これは「神なしには何も存在しない」というような意味のようです。また、その横には白と緑のシーレ(ワックス)と緑と茶色の紙と針金で作られたお花の蕾のDecoration(デコラシオン/飾り物)がありとても可愛いです。また、その下には金メッキされた真鍮製のMain Miroir(マンミロワー/手鏡)がありますが、円形のミロワー(鏡)の周りは幾何学模様でデザインされていてとても素敵です。また、本体の中央にはおそらく乳白色の磁器が埋め込まれていますが、磁器にはロゼのローズのお花などがデザインされていて18世紀のロココ時代の装飾的で甘美な雰囲気でとてもオシャレですね。また、その横には鼈甲のようなおそらくセルロイド製のPeigne(ペーニュ/櫛)の髪飾りがありますが、本体には沢山のキラキラと光るディアマン(ダイヤモンド)のようなガラス製の宝石が取り付けられていてとてもオシャレで大変凝った作りです。また、その斜め下には真鍮に銀メッキされた樹木のルリエフ(レリーフ)のChatelaine(シャトレーヌ)の小物があります。また、その斜め下には象牙のような柄の本物のように作られた折りたたみ式の小さなCouteau(クトー/ナイフ)のChatelaine(シャトレーヌ)の小物がありとても素敵です。また、左端にはフタの付いた銀メッキされたおそらく真鍮製の円形のBijoux Coffret(ビジューコフレ/宝石箱)がありますが、フタには民族衣装を着たギャルソン(少年)の姿と飾り罫がルリエフ(レリーフ)がデザインされていて大変作りがいいですね。また、本体の底面にも放射状の波模様がルリエフでデザインされていて大変凝った作りです。また、まるで18世紀の音楽家のモーツァルトのようなオシャレなルダンゴート(フロックコート)を着てきれいな花束を持ったギャルソン(少年)のChromos(クロモ)、ブルーのミオゾティス(忘れな草)のお花の枠の中に教会の見える野原をクローヌ・ドゥ・フルール(花の王冠)を持って空を飛んでいるロゼルージュ(ピンクレッド)のローブ(ドレス)を着た妖精のChromos(クロモ)、淡いヴェール(グリーン)のローブを着て神に祈りを捧げているアンジュ(天使)のクロモが貼られていてどれもデザインクオリティーが高くてエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、台紙の下部にはFrance(フランス)とDeposee(登録商標)の表示があります。こちらはおそらくパリにあるビスキュイプーペ(ビスクドール)を販売しているお店が、ビスキュイプーペの小物を見繕って制作して販売していたもののようですが、フランスのジュモーやなどのビスキュイプーペは大変作りが良くて高額なので、そのビスキュイプーペが持つアクセスソワーも本物のように大変凝った作りのものが多いのですね。お気に入りのビスキュイプーペと飾りたい超レアな大変素晴らしい一品です。

マンミロワーお花のイラストの発色が良く大変きれいです。クロモに多少の傷みがありますが発色が良くとてもきれいです。台紙に多少の傷みがありますが折れや破れはなくとてもきれいです。クトーの柄に多少の欠けがあります。その他、多少の傷みや汚れなどありますが欠けや壊れはなく大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。