■ot-a00970 Kestrel & Viking リトルレッドライディングフード・チルドレンズシアターブック
ロンドン郊外のハーモンズワースの町にあるペンギンブックス社の子会社のKestrel Books(ケストレルブックス)社とニューヨークのセントラルパークに近いマディソン通り625番地にあるThe Viking Press(バイキング出版社)が共同で1978年に復刻版として出版したリトルレッドライディングフード・チルドレンズシアターブックです。こちらは超レアなドイツの南部のシュトゥットガルト近郊のエスリンゲンの町で1831年にJakob Ferdinand Schreiber(ヤコブ・フェルディナンド・シュライバー)が創設したヤコブ・フェルディナンド・シュライバー出版社が1878年に出版した楽しいお話が飛び出すTheater-Bilderbuch(テアーター・ビルダーブーフ/劇場絵本)の復刻本で、ブラウンの表紙にはA Reproduction of the Antique Pop-Up Books(アンティークのポップアップブックの復刻版) The Children's Theater(ザ・チルドレンズシアター)の表題とby Franz Bonn(フランツ・ボン作)の文字とクラウン(ピエロ)が子供達をエンゲル(天使)とお花飾りがされたシアター(劇場)に招き入れているイラストがデザインされています。また、下部にはKestrel Books, London/The Viking Press(バイキング出版社), New Yorkと書かれています。また、中にはfirst published in 1878, by J.F. Schreiber(ヤコブ・フェルディナンド・シュライバー出版社が1878年に初めて出版した)と書かれています。また、1. Little REd Riding Hood(リトルレッドライディングフード)、2. Hansel and Grrtel(ヘンゼルとグレーテル)、3. Holy Christmas Night(聖なるクリスマスの夜)、4. Christmas Eve(クリスマスイブ)の四つのお話のシアターの場面があります。また、ロートカピヒェンのページを開くと飛び出したシアターの前面には7人の子供達のオーケストラがいてシアターには赤い幕があります。また、シアターの中には森の家に住んでいる病気のおばあさんにバスケットに入った焼き菓子と葡萄酒を届ける途中の道で親切そうな悪いウルフ(オオカミ)に出会ったリトルレッドライディングフードのイラストがデザインされていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、シアターの中の風景は四層のイラストで作られていてとても奥行きがあって大変凝った作りです。また、オーケストラの手前にはこちらのポップアップブックとリトルレッドライディングフードの説明が書かれています。今から144年も前に出版されたポップアップブックの復刻版ですが、格調高い作りに気持ちが優しく癒されてしまいそうな大変素晴らしいリトルレッドライディングフード・チルドレンズシアターブックです。
イラストの発色が良くて大変きれいです。中ページのイラスト部分に破れや剥がれはなくスムーズにポップアップします。その他、多少の傷みや汚れなどありますが剥がれや破れはなく大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。
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