アメリカでおそらく1950年代頃にドールクリブ用のブランケットとして制作されたコットン製のチャイルド&アニマルボウタイキルト・ドールクリブブランケットです。こちらは大変レアな五角形と正方形のピースを5枚つなぎ合わせて蝶ネクタイのフォルムのボウタイと呼ばれる正方形のキルトパターンで作られたドールクリブブランケットで、本体にはアイボリーホワイト地にベージュのドット柄がプリントされたファブリックと1930年以降に製造されたフラワー(小麦)やシュガーや飼料などのフィードサックに使われたファブリックが使われています。また、フィードサックのグリーンのファブリックにはジョージ・ワシントン・ブリッジとWashington Bridgeの文字とおそらくエンパイア・ステート・ビルと花段とスカーフをかぶっているガールと葉模様やサーカステントと玉乗りの玉とエレファントやリトル・ボー・ピープ、ブルーのファブリックにはリトルボーイとテディベアと数字やマザーグースのジャックとジルと井戸、ピンクのファブリックにはマザーグースの靴の家や輪転がしをしているリトルガールや凧揚げをしているリトルボーイとリトルガールとコマやアップルとグレープ、イエローのファブリックには首にリボンを結んでいるキトゥンやチックの背中に乗ったりテディベアを抱っこしたりベビーの手を取ってあんよのお手伝いをしているリトルガールと起き上がりこぶしやピエロと輪くぐりをしているパピーとバルーン、ブルーグレーのファブリックにはサーカスのライオンと檻の中のチンパンジーとピエロとサーカスの馬とたいまつ、アイボリーのファブリックにはテンガロンハットをかぶったメキシコ人と荷物を背負ったドンキーとテラコッタの壷やあいさつをしているウルフとチキンとお花や畑仕事をしているパパとママとカウや望遠鏡で遠くを見ているマリンルックのリトルガールとヨットとフィッシュとシェルとヒトデや自転車に乗っているリトルガールとハウスやカヌーを漕いでいるネイティブインディアンとツリーなどの沢山のイラストがプリントされていて明るく華やいだ色合いがオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、表面の周囲のボーダと裏地とパイピングにはクリームイエローの無地のファブリックが使われています。また、本体の中には中綿が詰められていてボウタイの形に全て手縫いでキルティングがされています。ミッドセンチュリーに流行したチャイルドやアニマル柄のフィードサックは今ではなかなか見かけることができませんが、見ているだけで楽しくなってしまいそうです。大切なドール達のために作られたクリブブランケットは、当時のマミーの子供達への優しい愛情がぎっしりと詰まった大変素晴らしい価値ある一品です。

プリント柄の色褪せが少なく発色が良くとてもきれいです。写真のようにボーダーに小さな破れが多少あります。その他、多少の傷みや色褪せや汚れなどありますが大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。