フランスの北西部の大西洋に面したナントやル・マンの町があるPays de la Loire(ペイ・ド・ラ・ロワール)地方でおそらく1900年代頃にラン(リネン)と木綿の混紡で製造されたパニエ・ドゥ・ローズ&ギルロンド・ティッシュです。こちらは大変レアなイヴォワール(アイボリー)地のTissu(ティッシュ/生地)で、本体にはルージュ(レッド)とロゼ(ピンク)とブランシュ(ホワイト)のローズのお花のギルロンド(ガーランド)模様がアンプリメ(プリント)されています。また、ボルドー(ワインカラー)色のパニエ(バスケット)にはルージュとロゼとブランシュのローズのお花が入れられていてエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、パニエの下にはルージュのリュバン(リボン)が結ばれたボルドー色の棒が吊るされていますが、その下にはオール(ゴールド)の色合いのようなアラベスク模様のお飾りも吊るされていてとてもオシャレですね。おそらく当時はリドー(カーテン)用に製造されたしっかりとした張りのあるティッシュのようなので、カフェリドー(カフェカーテン)やナップ(テーブルクロス)やウゥース・ドゥ・クッサン(クッションカバー)やウゥース・ドゥ・オレイエ(枕カバー)などを作ってもオシャレで可愛いですね。ロココ調のローズギルロンドのお花模様のティッシュを見ているだけで優雅な気分にさせられてしまいそうな大変素晴らしい一品です。

ローズのお花模様の発色が良く大変きれいです。写真のように向かって右側に縦に幅15センチ位の同じ柄のティッシュが手縫いで大変きれいにつなぎ合わされています。最大で縦6ミリ横10ミリ位の擦り切れた穴が六ヶ所あります。その他、多少の傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。