■se-a00511 Esope Couture Boite ロゼイゾップ・ボアペデスタルクチュールボワット
フランスでおそらく1940年代に製作されたボア(ウッド)製のアンファン(チャイルド)用のロゼイゾップ・ボアペデスタルクチュールボワットです。こちらは超激レアな無垢材で作られたペデスタル(台座)が付いたロゼ(ピンク)に塗装されたCouture Boite(クチュールボワット/ソーイングボックス)で、本体の上部の中央には持ち運びに便利な持ち手が付けられています。また、左右の二つのボワット(ボックス)のギィッセ(スライド)で開け閉めできるフタにはイゾップ(イソップ)物語のLa Cigale et La Fourmi(ラ・シガール・エ・ラ・フールミ/アリとキリギリス)のデカールが貼られていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、フランス語の原題でのCigale(シガール)はセミの意味でキリギリスはSauterelle(ソートレル)のようです。こちらのラ・シガール・エ・ラ・フールミのお話は17世紀のフランスの詩人のJean de la Fontaine(ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ)のラ・フォンテーヌ寓話集の中にありますが、ラ・フォンテーヌは実際のシガールを見たことがないようでシガールはソートレルのような秋に鳴く虫であると勘違いしていたようです。また、左のフタのデカールは夏の暑い日にフールミ(アリ)はせっせと働いていますが、ソートレル(キリギリス)は働かないでアリを馬鹿にしたように夜の楽しい演奏会のためにギターの練習をしています。右のフタのデカールは冬になって食べ物がなくなったソートレルは困ってしまって馬鹿にしたフールミの所へ食べ物をもらいにいくことになってしまうのですね。また、上段のボワットを左右に移動すると下段のボワットが開き大変使い勝手がいいようですが、エギュイーユ(縫い針)やフィル(糸)やブトン(ボタン)やシゾー(ハサミ)などの沢山のクチュールの道具や小物を収納できるのでとても便利ですね。また、本体の角は全て組み込みで作られていてとても凝った作りです。また、上段の左右の二つのボワットのフタと底面の板は合板で作られています。これは無垢材で作ると反りが出でしまいフタの開け閉めができなくなる恐れがあるので反りがでない合板が使われていますが、とても良く考えられて製作されているようです。また、フタがヒンジで開け閉めるものが多いですが、フタが差し込みのギィッセのものは大変珍しくてやはり超激レアですね。当時のフランスではアンファン用のクチュールボワットでしたが、今では十分に大人のストッケージ(収納)やアフィシャージュボワット(ディスプレーボックス)として使い勝手が良くアクセスソワー(アクセサリー)やカルト(カード)や小物の収納やフランスのアンティーク雑貨のアフィシャージュに楽しく使えそうな大変素晴らしい一品です。(小物は付属しません)
ロゼの塗装に剥がれはほとんどなく発色が良く大変きれいです。デカールに剥がれはなく大変きれいです。本体の底面などに木材の乾燥から自然にできた割れが多少ありますが強度には全く問題ありません。中は汚れがほとんどなく大変きれいです。虫食いの跡はありません。その他、多少の傷みや汚れなどありますが欠けや壊れはなく大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。
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