ジャパンでおそらく1950年代に製造されてアメリカに輸出されたオルゴールが内蔵された ピンクビニール&アイボリー&ブラウンラフィア・ソーイングバスケットです。こちらは超レアなワイヤーのバネのようなヒンジでフタが開け閉めできるSewing Basket(ソーイングバスケット/裁縫箱)で、フタの中央にはアイボリーホワイトのラフィアが巻かれたラタンの持ち手が付けられています。また、フタと本体の正面にはラタンが中に入ったピンクのビニールの留め具が付けられています。また、フタと本体はアイボリーと淡いブラウンのツートンカラーの高級素材のラフィアの編み込みで作られていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、当時としては新素材のピンクのビニールが持ち手とフタと本体の周りに使われていますが、塗装が剥げたり割れたりしない耐久性の強いビニールに当時の人々は大変驚いたようです。また、フタの周りにはラタンの編み込み飾りも付けられていてとても凝った作りです。また、ヤシの葉から作られたラフィアは耐久性と防水性があり高級素材のようです。また、フタを開けるとフタの裏側には光沢のあるピンクのシルクのような生地が張られていますが、中にはふかふかの綿が詰められています。また、シザー(ハサミ)などを留めるためのベルトが付けられているのも便利です。また、フタと本体のフチに貼られたピンクのリボン飾りも可愛いです。また、フタの中にはオルゴールが内蔵されていてゼンマイを巻き上げるとベートーヴェンが1810年に作曲した「エリーゼのために」の優しいメロディーが流れ出すのも素敵ですね。また、本体の内側もピンクのシルクのような生地が貼られているのもオシャレです。また、フタと本体の骨組みと底面はしっかりとした無垢材で作られていますが、底面には淡いグリーンとベージュとホワイトのマーブル模様のような化粧紙が貼られています。また、アイボリーにダークブラウンの縁取りがある楕円形のラベルが貼られていますが、ラベルにはArt. No.(品番) Tune.(曲名) Home Sweet Home(ホーム・スイート・ホーム/埴生の宿)とJapan(ジャパン)の表示がありますが、オルゴールのメロディーはイギリス人のヘンリー・ローリー・ビショップが1823年に作曲した「ホーム・スイート・ホーム」ではなくて「エリーゼのために」なのでラベルは誤って貼られたようです。とても使い勝手のいいソーイングバスケットですが、ソーイングバスケット以外にもオシャレな小物入れとしても色々と楽しく使えそうです。とても機能的に作られているのでとても使いやすそうですが、装飾品のように美しくてオシャレなのでお部屋にあるだけで素敵ですね。オルゴールの優しいメロディーを聴いているだけでソーイングが楽しくなってしまいそうなオシャレで可愛いオルゴール付きのピンクビニール&アイボリー&ブラウンラフィア・ソーイングバスケットです。

ビニールとラフィアに多少の傷みがありますが発色が良くとてもきれいです。ラタンに多少の欠けがあれます。ヒンジと留め金に壊れはなくフタはスムーズに開け閉めできます。持ち手に壊れはありません。写真のように中の底面の角の生地に多少の破れがあります。底面の化粧紙の半分位が破れて欠損しています。虫食いの穴はありません。オルゴールに壊れはなく美しいメロディーが流れます。その他、多少の傷みや汚れなどありますが壊れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。